News | 2000年8月17日 05:30 PM 更新 |
日本AMDは14日,Athlonの最高速版となるAthlon/1.1GHzの出荷を開始したと発表した。1000個ロット時の単価は9万8095円。同時に,現行のAthlonとDuronを3割から4割値下げする価格改定も発表した。
Athlon/1.1GHzは,Slot A版とSocket A版の2タイプが出荷される。同CPUを搭載したPCは,米国時間の8月28日に各社から発表されるとしており,国内では日本ゲートウェイが搭載PCの出荷を検討している模様だ(7月28日の記事参照)。
価格改定は,6月発表時の価格をThunderbirdコアのAthlonで約41%から約47%,Duronで約31%から約36%引き下げる大幅なものだ。
Athlon
動作クロック | 従来価格(6月時点) | 改定価格 | 引き下げ率 |
1.1GHz | − | 9万8095円 | − |
1GHz | 11万8800円 | 7万380円 | 41% |
950MHz | 9万1080円 | 5万2900円 | 42% |
900MHz | 7万680円 | 4万250円 | 43% |
850MHz | 6万840円 | 3万2430円 | 47% |
800MHz | 4万3080円 | 2万4725円 | 43% |
Duron
動作クロック | 従来価格(6月時点) | 改定価格 | 引き下げ率 |
700MHz | 2万3040円 | 1万5870円 | 31% |
650MHz | 1万8480円 | 1万1845円 | 36% |
600MHz | 1万3440円 | 9085円 | 32% |
AMDがAthlonプロセッサを発表してから約1年が経過した。同社によると,AthlonとDuronの合計出荷量を四半期ごとに倍増させる計画(今年第3四半期は360万個,第4四半期は720万個)も順調に進んでおり,これにK6-2プロセッサを合計した総出荷量は第3四半期で700万個,第4四半期で900万個に達する勢いだという。米国AMDのW.J.Sanders会長兼CEOは,「AMDは今後も継続して現在の成功を収めていける」とコメントしている。
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