News 2000年8月23日　07:32 PM 更新

JPNIC，ドメイン名の「co」「or」廃止報道を否定

　日本ネットワークインフォメーションセンター（JPNIC）は8月23日，ドメイン登録条件の緩和に関して一部の報道機関が「企業や学校，官庁などに分類している“co”や“or” などを廃止し，“sony.jp”などと簡略化する」と報道したことに対し，これを訂正する文書をWebサイトに掲載した。

　この報道は，新ドメイン名を検討するタスクフォース案に「***.jp のような，SLD（Second Level Domain）への登録」と記述されていたのを誤解したもの。現在のドメイン名空間は，“zdnet.co.jp”というように3つのレベルで構成される3LD（サードレベルドメイン名）だが，タスクフォース案では，将来的に“zdnet.jp”のようにセカンドレベルのドメイン名も登録できるようにし，既存の3LDと併存させるように提案している。

　JPNICによると，「（報道は）あたかも現行のドメイン名が廃止され，使えなくなるような印象を与えているが，そのような予定はない」という。なお，セカンドレベルにおいてのドメイン登録については，「現在，検討を進めている」としている。

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