News 2000年8月24日 03:49 PM 更新

ザーコム,Visor用の56Kbpsモデム&携帯電話接続モジュールを発売

HandSpringのPalmデバイス「Visor」に向けたモデムモジュールが登場。今秋にはBluetoothやIEEE 802.11bも利用できるようになる。

 周辺機器不足に悩むVisorユーザーに朗報だ。ザーコムジャパンは8月24日,Springboard拡張スロット用の56Kbpsモデム&携帯電話接続モジュール「SpringPort 56モデム GlobalACCESS」(SM56GA)の出荷開始をアナウンスした。同社は,このほかにもBluetoothやIEEE 802.11b準拠のワイヤレスネットワークモジュールを計画(6月14日の記事を参照)しているが,こちらも「11月には出荷を開始する」(同社)という。

 SM56GAは,上面にモジュラージャックと携帯電話接続用のポートを備え,別売のコネクションキット(PDCCK2,1万1300円)を利用すれば,NTTドコモ,J-フォン,ツーカーなどのPDC携帯電話をつなげることができる(通信速度は9600bps)。また,DoPaの28.8Kbpsパケット通信にも対応したほか,欧州やアジアで普及しているGSM 900/1800/1900もサポート。GSMコネクションキットは国内未発売だが,ザーコムジャパンから直接購入することは可能だ(問い合わせ)。

 SM56GAの価格はオープン。店頭では,1万5500円〜1万6000円程度で販売される見込みだ。ただし,同社によると「21日に出荷したが,まだ日本向けの割当が少ない。ボリューム出荷は9月になるだろう」という。またザーコムでは,ボリューム出荷に合わせる形で,9月1日よりSM56GAとPDCCK2のセットを特別価格1万9800円で販売する「ゲットモバイル キャンペーン」を実施する。セットは5000個が用意され,商品がなくなり次第,終了する予定だ。

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▼ ザーコムジャパン

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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