News 2000年9月4日 09:59 PM 更新

マクロメディア,「Macromedia Flash 5 日本語版」を発表

マクロメディアは「Flash 5 日本語版」を10月に発売する。他ソフトとのインタフェースの統一や専用スクリプトの拡張が特徴。

 マクロメディアは9月4日,Webアニメーション制作ツール「Macromedia Flash 5 日本語版」を発表した。新バージョンでは,インタフェースの改良や専用スクリプト言語「Action Script」の拡張などが図られ,インタラクティブなWebアプリケーション作成により高度に対応するという。発売は10月13日。

 新バージョンではユーザーインターフェースを大幅に改良し,同社のWebデザイン関連ソフト「Macromedia Fireworks」や「Macromedia Freehand」などと統一を図った。またツールやメニューをキーボードショートカットに定義することも可能になっている。

 また,新たにベジェ曲線描画に対応したペンツールを搭載。ダイレクト選択ツールと併用することで,ベクターグラフィックの作成と編集がより正確に行えるという。さらにJavaScriptライクなActiveScriptを拡張,専用テキストエディタとデバッガにより,柔軟なWebアプリケーションのプログラミングが可能になったとしている。

 このほか,ムービー素材を階層的に表示して管理/編集が可能な「Movie Explorer」を新たに搭載。MP3ファイルの読み込みと再生も可能になった。またXMLの送受信に対応したことで,高度なECアプリケーションを開発することができるという。

 同社の手嶋雅夫社長は「FlashはWebユーザーの92%が利用しているWebアニメファイルのスタンダード。Flash 4からe-Businessのインタフェースとして変化してきたが,新バージョンはより一層その性格を強めている」と話し,Flashが単なるWebアニメ制作ツールにとどまらない点を強調した。

 対応OSはWindows 98/NT 4.0/2000とMac OS 8.6/9.0。価格はWindows/Macintosh版とも3万9800円。アップグレード版の価格は1万5800円(アップグレード期間は2001年4月30日まで)。また9月4日から10月12日まで,無償アップグレード対応の「Flash 4」も販売される。

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[小林伸也, ITmedia]

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