News 2000年9月11日 09:46 PM 更新

ペンタックス,200万画素の一眼レフデジタルカメラ「EI-2000」を発表

旭光学工業が200万画素クラスのデジタルカメラを発表。銀塩愛好家を意識して光学式一眼レフファインダーを採用した。

 旭光学工業は9月11日,224万画素CCDを搭載した一眼レフデジタルカメラ「ペンタックス EI-2000」を発表した。米Hewlett-Packardとの共同開発の第2弾で,Hewlett-Packard光学式一眼レフファインダーを備えた点が特徴。またフラッシュポイントのデジタルカメラ用OS「Digita」を搭載し,機能のカスタマイズや将来の拡張に対応させた。発売は9月下旬で,価格は11万5000円。

 EI-2000では,レンズをボディ中央部に配置して一般の銀塩一眼レフカメラと操作感を統一した。また曲面を使ったデザインとボディ前面のラバー材でホールド感を高め,手ぶれを起こしにくくなっているという。

 ボディ上面のダイヤルをセットすれば,撮影シーンに応じた最適な露出と絞りに自動的に切り替えてくれる「ピクチャーモード」を装備。また背面の液晶ディスプレイは90度まで引き起こすことができるため,ローアングルでの撮影時に威力を発揮しそうだ。

 同社は今年2月にHewlett-Packardとデジタルカメラの共同開発で提携したと発表し,7月にはその初成果として「ペンタックス EI-200」を発表。EI-2000はこれに続く第2弾で,旭光学がボディとレンズを開発,Hewlett-Packardが画像処理用ASICと画像処理技術を提供した。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 EI-2000
撮像素子 2/3インチ224万画素CCD(原色フィルター,有効画素は209万画素)
記録画素数 1600×1280/800×640ピクセル
記録方式 JPEG(Exif2.1),TIFF
レンズ 8.2〜25.8mm(35mm換算で34〜107mm相当),F2.5〜3.9(7群8枚,フィルター径49ミリ),マクロ時の最短撮影距離:2センチ(テレ端)
電子ズーム 1.2/1.5/2倍(撮影時)
フォーカスモード シングル/サーボ
測光方式 平均/中央部重点/スポット
露出制御 ピクチャーモード/プログラムAE/シャッター優先AE/絞り優先AE/マニュアル,露出補正(+/-3EV,0.5EVステップ)
シャッタースピード 約4〜1/1000秒
感度設定 オート/ISO25〜400相当まで5段階に設定可能
ファインダー 視度補正付き光学式一眼レフ(視野率95%,0.45〜1.31倍)
液晶モニタ 2インチ低温ポリシリコンTFT
記録メディア コンパクトフラッシュ(Type II)
電源 専用リチウムイオン充電池,単3型電池(リチウム/ニッケル水素/アルカリ)×4
サイズ 143.5(幅)×105(奥行き)×90.5(高さ)ミリ
重さ 540グラム(電池別)
価格 11万5000円

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[小林伸也, ITmedia]

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