News | 2000年9月13日 09:20 PM 更新 |
米国でエンターテイメントサイトを運営するShockwave.comは9月13日,日本向けサイトの運営を本格的に開始した。同社は「Flash」や「Shockwave」技術を持つ米Macromediaが設立し,同技術を活用したエンターテイメントコンテンツを提供している。日本ではトランス・コスモスらとともに合弁会社を設立し,広告料収入や将来のコンテンツ有料配信などで売上を得る。
日本向けサイトでは,FlashやShockwaveを利用したゲームやアニメーション,グリーティングカード作成サービス,音楽配信といったエンターテイメントコンテンツを配信する。利用するには,Webブラウザに対応プラグインをインストールする必要がある。
当初は米国サイトのコンテンツを日本語化した約50種類のコンテンツでスタートし,年内に150種類まで増やす計画。徐々に日本オリジナルのメニューを充実させ,将来的には半分を日本発のコンテンツにしたい考えだ。
当面の売上は広告収入がメインだが,現在はすべて無料のコンテンツを今後有料化して収益をアップさせる方針。さらに独自コンテンツを活用したキャラクタービジネスの展開も考えているという。本年度の売上は1億円,2001年度には5億円を目標に掲げている。
日本法人は「ショックウェーブ・ドットコム」。資本金3億5000万円で7月に都内に設立され,Shockwave.comが約9割,残りをトランスコスモスと富士銀行,富士銀キャピタルなどが出資した。社長にはShockwave.comのCEOであるLawrence Levy氏が暫定的に就任し,近く日本人社長に代える予定だ。
マクロメディアの手嶋雅夫社長は,「1カ月間の試験サービスだけで1日250万ページビューを記録している。1ユーザー当たりの滞在時間も平均12分と長く,広告媒体として価値がある」と自信を見せている。
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