News | 2000年9月19日 07:48 PM 更新 |
インテルは9月19日,IDF(Intel Developer Folum)の会場で IEEE 802.11b準拠の11Mbps無線LAN製品「Intel PRO/ワイヤレスLAN」を発表した。これは,昨年2月に発表された米Symbol Technologyとの提携による共同開発の第1弾。ラインアップはPCカード型のクライアントとアクセスポイントの2製品で,国内でも11月1日に発売される予定だ。
来日した米Intelのプロダクトマーケティングマネジャー,Hendrik van der Meer氏によると,「PRO/ワイヤレスLANはビジネス環境に特化した製品だ。無線なら短期間に低コストでオフィスを立ち上げることができる上,管理も容易だ」という。アクセスポイントの「Intel PRO/Wireless 2011 LAN Access Point」は10BASE-Tのインタフェースを備え,既存のイーサネットLANに統合することで,シームレスな運用が可能になる。40ビットおよび128ビットのWEP暗号化とワイヤレスVoIPをサポートし,SNMP v3 with MIB2,802.11MIB,Symbol RF MIB対応の管理機能も備えた。
「Intel PRO/Wireless 2011 PC Card」は,自動化されたロードバランスとローミング機能が特徴。Mobile IPのサポートにより,リブートせずにサブネットにわたるローミングが可能だ。「ローミングでは,新しい接続が確立されてから前の接続を切る確実な手法をとる」(Meer氏)。また,専用ソフトを使用して出力(消費電力)と転送スピードを6段階で切り替えることができるのも便利。例えば,ノートPCのバッテリー残量が少なくなったときには,出力と消費電力を抑えることが可能だ。転送スピードも落ちるが,そのぶんバッテリー寿命は延びるという。
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手動で出力と転送スピードを変更できる |
価格は,アクセスポイントが10万9900円,PCカードが2万1900円となっている。
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