News 2000年9月22日 11:46 PM 更新

なんでもありの携帯ゲーム機――韓国のGAME PARK

韓国のGAME PARKは,ネットワークゲーム端末の「GP32」を出品。MP3ファイルの再生から,RF無線を使った対戦など,さまざまな機能を搭載している。

 韓国のゲーム機メーカーであるGAME PRAKは,「東京ゲームショウ 秋2000」に,インターネット接続機能や音楽再生機能を備えた携帯ゲーム機「GP32」を参考出展している。

 CPUに32ビットのRISCプロセッサを搭載するGP32は,ネットワークゲーム端末というコンセプトで開発された製品。ゲームは基本的にネットワークを介して配信され,ダウンロードしたゲームは,内蔵メモリ(8Mバイト),またはコンパクトフラッシュカードに保存することが可能だ。なお,インターネットにアクセスするには,携帯電話と接続する専用ケーブルが必要だが,現在開発中のため,会場ではデモンストレーションを見ることはできなかった。なお,液晶ディスプレイは3.8型(320×240ピクセル)の256色表示というスペック。


携帯電話と接続したところ。LG製のため,通信はできない

 さらにGP32は,Webブラウズや電子メールの送受信が可能なほか,MP3/MPEG4の再生や,ストリーミングにも対応。オプションのRF無線モジュール(900MHz帯を使用)を装着すれば,最大4人まで同時に対戦できるという,なんでもありの携帯ゲーム機だ。


右上に付いているのがRF無線モジュール

 国内の携帯ゲーム機市場は,任天堂の「ゲームボーイアドバンス」(2001年3月21日発売予定)やバンダイの「ワンダースワンカラー」(2000年12月上旬発売予定)など,競合が多い。たが,GAME PARKのLee Ho Jin氏は,「統合的な機能を備えるGP32は,日本でも十分に戦える。韓国を足がかりに,日本に進出したい」と意気込みを語る。

 なおGAME PARKでは,2000年末に韓国でGP32の出荷を開始し,米国や日本では2001年上半期に発売するとしている。価格は未定。

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[中村琢磨, ITmedia]

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