News：必見，ウォークマンiモード端末――東京ゲームショウ 2000秋レポート

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2000年9月22日　10:42 PM 更新

必見，ウォークマンiモード端末――東京ゲームショウ 2000秋レポート

東京ゲームショウ 2000秋が千葉・幕張メッセで開幕した。ゲームネタはGAMESPOTに任せるとして，ここでは，メモリースティック搭載のiモード端末や，Xbox関連の情報をお伝えしよう。

　千葉・幕張メッセで9月22日，今世紀最後の「東京ゲームショウ 2000秋」が開幕した。初日は関係者やプレス向けのビジネスデーとなっており，一般公開は23日・24日の両日。幕張メッセの1～8ホールを使い，出展社は63社，ゲームメーカーの出展が少なくなったとはいえ，総小間数1066小間という大規模なイベントだ。今回初めて一般公開される新作ソフトも多いが，ここでは，メモリースティックスロットを装備したNTTドコモのiモード端末や，マイクロソフトのゲーム機「Xbox」関連の情報についてお伝えしよう。

　NTTドコモが参考出展しているのは，音楽再生が可能なソニー製の折りたたみ式iモード携帯電話。可動部分にMGメモリースティックスロットを装備している。NTTドコモはPHSの64Kbps通信を利用して，「MMD」（Mobile Media Distribution Service）という音楽配信実験を行っているが（1999年9月30日の記事参照），こちらは，通信速度が最大で9600bpsのPDC方式のため，ダウンロード機能は備えず，再生専用プレーヤーという位置付けだ。「MMDとは全く別のコンセプトの製品」（NTTドコモ）

携帯電話，リモコン，ヘッドホンのセットで販売される見込み。リモコンはイヤホン端子に接続する

　携帯電話本体に再生ソフトを搭載。液晶ディスプレイ付のリモコンが付属し，MDやCDの携帯プレーヤーのように，携帯電話はバッグに入れておいて，手元で操作するといった使い方もできる。また，端末だけで再生・停止などの操作を行うことも可能だ。

MGメモリースティックは，折りたたみ部分に装着する。スロットが付いたわりには，あまり大きさを感じさせない

　メモリースティックスロットを装備した携帯電話は，auがcdmaOne方式の携帯電話のラインアップとして12月に投入することが既に明らかになっているが（8月11日の記事参照），NTTドコモでは「具体的な発売日は未定だが，auよりも早いタイミングで投入する」と息巻く。

再生画面。実際に視聴してみたが，音質はなかなか。ちなみに，この携帯電話には「SO502iWM」と記されているが，「型番は決定していない」（NTTドコモ）とのことだった

　また，発売が迫っているJava搭載端末については，今回はプロトタイプの展示はなく，Java対応コンテンツのイメージデモンストレーションだけという寂しい内容だ。

Xboxコーナーは人気だが……

　昨日，150社以上のゲームメーカーがXboxに参加すると発表（9月21日の記事参照）したマイクロソフトだが，既報の通り，実機の出展はない。代わりに，幕張メッセの通路にロゴマークを大々的に展示するなど，Xboxのブランドプロモーションに力を入れている。

通路に張られたXboxのロゴ

　マイクロソフトは，PCゲームコーナー内にブースを設け，Windows用の新作ゲームと新型コントローラを出展。その横にある「Xbox情報コーナー」では，担当者がXboxに関する質問に応えている。地味なコーナーであまり目立たない場所にあるにもかかわらず，なぜか大勢の人で賑わっている。情報があまり公開されていないだけに，質問責めにあっているのかと思いきや，無償配布しているXbox関連ノベルティ（ロゴマークのシールやネックストラップ）に群がっているだけだった。

質問コーナーというよりも，Xboxグッズプレゼントコーナーといったところ

　と，言いながらも，大量にノベルティグッズを入手してきたので，読者プレゼントとして10名様にネックストラップをプレゼントしよう。不具合がなければ，会社で首からぶら下げて，XboxのPRに一役買ってみてはいかがだろうか。応募は，件名を「Xboxプレゼント希望」として，zdnn@softbank.co.jpまで。締め切りは9月29日。当選者の発表は，10月2日掲載のWeekly Top10を予定。なお，応募には必ず住所・氏名を明記のこと（既に申し込まれた方は，無記名でもかまいません。当選後にこちらから連絡いたします）。

関連リンク
NTTドコモ
 マイクロソフト
 Xbox情報ページ

[中村琢磨， ITmedia]

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