News | 2000年9月25日 08:29 PM 更新 |
デルコンピュータは9月25日,IT技術のコンサルティング事業「デル・テクノロジー・コンサルティング」(DTC)を11月に開始すると発表した。同社が直販事業を通じて培ってきたECのノウハウに加え,パートナーの協力も得て企業顧客向けに提供する。
今年6月にアプライアンス・サーバを投入したデルは,「これによってISP,ASP,データセンターといった新しい顧客を得た」(デルの浜田宏社長)という。DTCは,ハードウェアを提供する同社が,こうした顧客企業のニーズに沿った技術コンサルティングを一括して引き受ける有償のサービスだ。顧客との窓口を一元化することで,複数の企業とやり取りする煩雑さをなくし,コストと時間を節約できるメリットがある。米国では昨年2月にサービスを開始しており,1四半期で150社にのぼる顧客を得たという。
DTCのパートナー企業は,野村総合研究所(NRI),東洋情報システム,横河電機など10社(下記)。各パートナーは,それぞれの得意分野を担当し,インターネット・インフラの構築にあたる。「例えば,Windows NTが得意なNRIはデータセンターやASPの包括的ソリューションを,インダストリー系に強い横河電機はサプライチェーンマネジメントなどを担当する」(デル)。
関連リンク
デルコンピュータ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.