News | 2000年9月26日 03:24 PM 更新 |
米Motorolaは9月25日,組み込みLinuxベンダーのLineoに2250万ドル出資すると発表した。またこれに伴ってMotorola傘下のMetrowerksがLineoと戦略的な提携関係を結んだ。
LineoはCalderaの子会社で,Caldera OpenLinuxの組み込みバージョンである「Embedix」の開発を進めている。MotorolaやSamsungなど,さまざまな組み込みデバイスメーカーと提携している。
Motorolaは完全子会社のMetrowerksを通じて,Lineoの株式300万株(8%)を取得する。Motorola,Metrowerks,Lineoの3社は今後,各種の製品/サービスで協力していく方針だ。LineoとMetrowerksは,Lineoの組み込みLinuxをMetrowerksの統合開発環境に統合し,新世代組み込み製品の開発にあたるLinux開発者向けに「CodeWarrior for Embedix」として提供する。
Motorolaは昨年からLeneoと提携関係にあった(昨年8月のPC WEEK記事参照)。
CodeWarrior for Embedixは,PowerPC,ColdFire,M-CORE,68KといったMotorolaのプロセッサアーキテクチャをサポートする。加えて,両社は各種垂直市場のMotorola顧客に向けて,サードパーティソリューションの統合を積極的に進めていくという。
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