News | 2000年9月28日 06:39 PM 更新 |
ソニーマーケティングは9月28日,TVとインターネットをワイヤレスで楽しめる“パーソナルITテレビ”「エアボード IDT-LF1」を発表した。ポータブルなボード形状のタッチパネル付き液晶モニターと,チューナーとモデム,ビデオ入力端子を内蔵したベースステーションで構成。ベースステーションはデータを無線LANでモニターに伝送し,テレビやWebを家の中のどこででも見ることが可能だという。発売は12月1日。価格はオープンで,実売予想価格は13万円前後。
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“パーソナルITテレビ”「エアボード IDT-LF1」 |
インターネット機能では,HTML 3.4準拠のWebブラウザと電子メール機能を搭載。文字入力は同社が開発した「予測入力方式」を活用したソフトキーボードにより行う。モニターには10.4型TFT液晶パネルを搭載。ボタンとタッチパネルを使って各種の操作を行う。またメモリースティックスロットを備えており,デジタルカメラで撮影した画像をアルバム化して閲覧したり,電子メールの受信簿やアドレス帳を個人ごとに管理できる。
ワイヤレス通信方式はIEEE 802.11b準拠の無線LAN。PCで使用されている無線LANと同じ方式だが,現時点ではPCと接続はできない。テレビやビデオなどの動画は,MPEG-2形式へリアルタイムでエンコードしてモニターに伝送する。
モニターの電源はリチウムイオン充電池。電池持続時間は付属バッテリーで約1時間,オプションの大容量バッテリーを利用すれば約3時間の利用が可能だ。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | IDT-LF1 |
TV機能 | NTSC方式,VHF 1〜12ch/UHF 13〜62ch |
液晶パネル | 10.4型TFT(800×600ピクセル) |
スピーカー | ステレオ(1ワット+1ワット) |
インタフェース | ベースステーション:アンテナ端子(F型)×1/ビデオ入力×1/モジュラージャック×1/AVマウス出力×1,モニター:メモリースティックスロット×1/ヘッドホン端子×1/キーボード端子(PS/2)×1 |
無線通信変調方式 | DS-SS(IEEE 802.11b準拠) |
通信距離 | 約30メートル(屋内) |
モデム | 56Kbps(V.90準拠) |
メモリ | ベースステーション:RAM 8Mバイト/ROM 16Mバイト,モニター:RAM 16Mバイト/ROM 32Mバイト |
電源 | ベースステーション:ACアダプター,モニター:リチウムイオン充電池(電池使用可能時間:標準で約1時間) |
サイズ | ベースステーション:239(幅)×148(奥行き)120(高さ)ミリ,モニター:320(幅)×204(奥行き)×390(厚さ)ミリ |
重量 | ベースステーション:約1キロ,モニター:約1.5キロ(付属バッテリー含む) |
価格 | オープン |
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