News | 2000年11月7日 09:46 PM 更新 |
ザックコーポレーションは,Web及び携帯電話などで音楽,演劇,スポーツなどのチケットを予約,決済できるシステム「Eリーグ」の新端末を設置する。Eリーグ端末は,いわゆるキオスク端末。端末上で予約,決済,発券が一度に可能となる。
端末は,日立製作所がシステムを設計し,日立マクセルが製造した。システム的にはCeleronを採用したPCであり,Windows NT 4.0を搭載する。日立マクセルはキオスク端末の設置拡大をかねてから計画しており,今回のEリーグ端末はその計画に沿ったもの。端末は11月7日より,渋谷Qフロント5階の「e-style」に実験的に設置される。大手鉄道会社やTSUTAYA各店への導入も検討中だ。
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見るからに大きな端末だが,1日3枚ほどのチケットの売り上げがあれば,加盟店も収益が見込めるらしい |
従来のキオスク端末との違いは,昇華型のカラープリンタを内蔵し,その場で美しい「メモリアルチケット」を印刷できるところ。また,従来のコンビニのキオスク端末は,別途レジで清算を行う必要があったが,Eリーグ端末では単体でクレジットカードによる決済が行える。ほかにも,DVDプレーヤーも内蔵し,上部に設けられた15型の液晶ディスプレイでプロモーションムービーを流すこともできる。
Eリーグで使われるコンテンツは,コンビニのサンクスアンドアソシエイツや,全国の中小コンビニを取りまとめるメディアコンビニにも提供される計画だ。
ザックコーポレーションでは,まずバレエ団グランディーバの日本公演からEリーグ端末での予約を開始する。
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