News 2000年11月7日 11:07 PM 更新

ソフマップ,「sofmap.com」を全面リニューアル,中古商品の取り扱いも開始

sofmap.comが近くリニューアル。ユーザーに好みに合わせた商品推薦機能を備えるほか,中古商品の売買も可能になる。

 ソフマップは11月7日,同社のECサイト「www.sofmap.com」をリニューアルし,11月12日に本格オープンすると発表した。リニューアルサイトでは,要望が高かった中古商品の販売と買い取りを開始する。さらに「リコメンドエンジン」をサイトに取り入れ,ユーザーの好みに合わせて商品を推薦する機能を備えた。単なるカタログショッピングサイトから脱却し,ECならではのOne to Oneマーケティングを行う看板店舗へと進化させたい考えだ。

 取り扱う中古商品は,PC本体や周辺機器など,同社が実店舗で売買してるものと同じ。中古商品の販売では,商品の在庫に応じてWeb表示も連動させる専用バスケット機能を開発した。「在庫あり」「売約済み」の表示に加え,ほかのユーザーがバスケットに商品を入れた場合は「待ち時間」が表示され,その商品をバスケットに入れることができなくなる。購入の際には有償保険に加入することもできる。

 Web上で買い取りを申し込むことも可能だ。申し込み時には,買い取り金額の目安を知ることができる「自己査定機能」を利用できる。これは,PCならば機種名や状態,付属品の有無などをWebで記入し,相場に基づいた買い取り価格を査定してくれるもの(ただし商品の状態や相場の変動で実際の買い取り価格とは異なることがある)。買い取り希望商品を同社に送ると,ソフマップは査定結果をメールとWebで報告。ユーザーはその結果を見てから,売却するかどうかを決めることができる。

 全面リニューアルの目玉は,ユーザーの好みに合わせて商品を薦めるリコメンド機能だ。PC本体の商品説明ともに,同価格帯の競合製品やデジタルカメラなどの周辺機器情報も表示してくれる。またユーザー個人の専用ページ「マイソフマップ」機能も新設した。メンバー登録してログインすると,あらかじめ登録した情報や購買履歴をもとに,各ユーザーが好むと思われる新商品やトピックスを表示してくれる。

 ソフマップによると,2000年上半期のEC売上は約33億円で,既に昨年1年間の売上(30億円)を上回り,国内トップクラスの物販サイトに成長しているという。ECサイトへの来訪者は月間120万人で,月当たりの購入客数は6万人(実店舗は70万人)。同社では2000年度の売上目標1475億円のうち,ECサイトの分を100億円と見込んでいる。

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[小林伸也, ITmedia]

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