News | 2000年11月8日 09:33 PM 更新 |
ネットプロテクションズは11月8日,ネット取引の決済から物流,保険補償,問い合わせ窓口代行までトータルにサポートする「Net Protection Service」を発表した。ECサイトやオークションサイトが対象で,商品出荷の翌日に同社が代金を一時的に立て替えてサイトに支払ってくれる点が特徴で,サイト側は確実に早期の代金回収が可能になるという。
Net Protection Serviceは,ECサイトに必要な業務を総合的に代行するもの。商品の破損や返品といったトラブルに対応する総合保険補償や,配送状況を確認できる物流管理システム,ユーザーからの問い合わせやクレームにオンラインで応じる窓口代行システムを組み合わせて提供する。各サービスを選んで一部だけ利用することも可能だ。保険補償はエース損害保険,物流はフットワークと提携して開発した。
ユニークな点は決済代行だ。物流会社から商品の出荷情報を同社が受け取った時点で,買い手が支払う代金を同社が立て替えてECサイトに入金してくれる。その後の代金回収や請求,催促は同社が行うため,ECサイト側は確実な代金回収が可能になり,キャッシュフローの改善に役立つという。立て替え払いの資金提供は大和銀行が担当する。
料金は,ECサイトで商品価格の5%程度,オークションサイトでは商品落札価格によって1600円から4000円まで。同社によると,既に大手オークションサイトへの導入が決まっており,11月15日から稼働を開始するという。2000年度は売上目標は25億円。
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