News | 2000年11月10日 10:54 PM 更新 |
米IBMは11月10日,921万6000画素(QUXGA-W:3840×2400ピクセル)の22型液晶ディスプレイを開発したと発表した。
このディスプレイは,ニューヨークのワトソン研究所と日本アイ・ビー・エムの大和事業所で開発されたもの。液晶セルはディスプレイ・テクノロジー(DTI)の野洲事業所製だ。ODF(One Drop Fil)やIPS(In-Plane Switching:平面スイッチング),デュアル・ドメイン(Dual Domain),HRP(High Resolution Process)などの最新技術が投入されており,1インチあたり202ピクセルという精細さが特徴。写真を表示してもオリジナルのカラー写真に匹敵する鮮明さだという。
新技術を採用したディスプレイは,第1弾として米国エネルギー省のローレンス・リバモア国立研究所に納入された。IBMでは,2001年中に一般への出荷を予定するとともに,使用されている特許技術をほかのディスプレイメーカーにライセンス供与していくことも計画中。医療関係や出版・グラフィックデザイン分野などへの応用が検討されている。
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