News 2000年11月10日 03:43 PM 更新

国内パソコン出荷台数が過去最高を記録──JEITA調査

2000年度上半期の国内パソコン出荷台数が過去最高を記録。コンシューマー市場の好調に加え,企業市場も堅調に推移している。

 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は11月9日,2000年度上半期の国内パソコン出荷実績を発表した。これによると,国内向けの出荷は,上半期で563万4000台(前年同期比128%)と半期単位では過去最高の数字を記録,また第2四半期も289万5000台(前年同期比123%)と四半期単位では過去2番目の出荷台数になったという。JEITAでは,好調さの要因について「コンシューマー市場の好調と拡大に加え,企業市場も堅調に推移した」と分析している。

 パソコンの形状別にみると,相変わらずノートPCに人気があり,第2四半期では140万5000台(前年同期比124%),上半期では278万2000台(同138%)を出荷した。

 「特にサブノートPCはモバイル利用の進展などにより,第2四半期に前年同期比168%(27万7000台)と高成長を記録した。ポータブルPC全体に占める割合も20%を超えている」(JEITA)。

 一方,デスクトップPCも企業市場の堅調さを受けてか,第2四半期で149万台(同122%),上半期で285万2000台(同125%)と拡大した。

 また,輸出を含むパソコン本体の総出荷台数は604万9000台となり,こちらも前年同期と比べて28%増加した。周辺機器を含む総出荷は,金額ベースで1兆5259万円と前年比108%の数字。このうち,本体が1兆1051億円(同114%)を占めている。

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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