News | 2000年11月10日 07:08 PM 更新 |
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は11月10日,汎用JPドメイン名の導入スケジュールを変更すると発表した。新しいスケジュールは,従来より,ちょうど1カ月遅れとなる。
JPNICはこれまで,11月上旬の総会で汎用JPドメイン名の導入が承認されることを前提としたスケジュールを立てていた。しかし,2日に行われた臨時総会で汎用JPドメイン名が「継続審議扱い」になったことを受け,スケジュールの変更を余儀なくされてしまった。継続審議になったポイントは,汎用JPドメイン名の導入に伴う組織変更の部分。「汎用JPドメイン導入時には,JPNICから民間の事業体へ管理業務を移管することになっていた。しかし,急なスケジュールであったこともあり,その内容を継続審議するべきと判断された」(JPNIC)と言う。
JPNICは,汎用JPドメイン名の導入に伴い,自ら出資して株式会社を設立,ドメイン名登録事業を引き継がせる方針だった。しかし,民営化によって登録業務の公平性に疑問が生じるといった声もあり,今後,多少の方向修正を迫られそうだ。「現在,新しい議案を検討中だ」(JPNIC)。
新しいスケジュールは,12月22日の総会で了承され,2001年2月22日から汎用JPドメイン名の申請受付を開始するというもの。スケジュールの詳細は以下の通り。
日付 | 内容 |
2000年11月2日 | 「汎用JPドメイン名登録等に関する技術細則」を公開 |
2000年12月22日 | 総会 |
2001年2月22日 | 汎用JPドメイン名申請受け付け開始,優先登録申請の受け付け開始(〜3月23日) |
2001年4月2日 | 同時申請登録の受け付け開始(〜4月23日) |
2001年5月7日 | 先願申請登録受け付け開始 |
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