News 2000年11月16日 10:59 PM 更新

4Mバイトメモリ内蔵で99ドル!のPDAからWebPadのマザーまで――COMDEXフォトレポートその1

2000社以上が出展するCOMDEX。これまでのレポートでお伝えしきれなかった会場の模様を写真で紹介する。

 PDAやインターネット端末など,ノンPC系の出展が目立った「COMDEX/Fall 2000」。有名無名を含め,さまざまなベンダーが次のトレンドをにらんだ自信作を出展している。ここでは,1本のニュースにするには難しいが無視するには惜しい製品をピックアップ,写真で紹介しよう。


Royalが出展したPDA「daVinci」。独自OSを搭載し,アドレス帳やToDo,メモ帳など一通りの機能をそろえている。データはOutlookとの同期も可能。最上位機種の「DV4」は,バックライト付き・タッチパネル対応液晶ディスプレイに4Mバイトフラッシュメモリを搭載,さらにUSBクレードルと折り畳み式小型キーボードが付属して99.99ドル! という無茶苦茶な低価格。最下位機種の「DV1」はメモリが1Mバイトになっただけで,価格は69.99ドル。日本でも売ってくれるよう頼みました


台湾CMC MagneticsのPDA「CyberBoy」。8MバイトのSDRAMとフラッシュメモリをそれぞれ搭載し,通常のPIM関連アプリケーションを備えるほか,MP3プレーヤー,FMラジオ,ボイスレコーダー,背面にはCMOSセンサー搭載のデジタルカメラまで搭載する“全部入り”PDAだ。価格は「399ドルで買えるよ」(同社)とのこと


“WebPad”を提唱した米National Semiconductorは,同社のプロセッサ「Geode」を搭載した各社のWebPadやセットトップボックスを多数展示,「PCを超える」と意気盛んだった。これは韓国SamsungのWebPad「izzyWeb」。デザインに定評のあるSamsungらしいかわいい外観


同じくNSブースで。米3ComのWebPad「Audrey」があった。レスポンスは良好。結構重く,持ち運ぶのは無理そうだ


台湾SuperTek TechnologiesのGeode搭載WebPad用マザー。MicroATXを一回り小さくしたような印象


台湾FICのメモリースティックスロット搭載インターネット端末。「Memory Stick Pavilion」で


ソニーの「emaker」。携帯プレーヤーのような形状だが,メモリとUSBインタフェース,そしてボタンを押すと時刻を記録するタイマーを備えているだけ。ラジオを聞きながら気に入った曲が流れたらそこでボタンを押し,後でPCに接続するとemakerサイトに自動接続,該当するラジオ局がその時間に流した曲名を表示してくれる仕組み。emakerの価格は20ドル,サービスは無料で米国で10月に本格開始,日本でも年末にスタートする予定だ


米国発表済みのオリンパス「CAMEDIA C-211」。211万画素CCDを搭載し,ポラロイドの印画紙を利用してその場でプリントできるのが特徴。富士の「プリンカム」よりさらに一回り大きく,日本で未発表なのも分かる


ソニーブースでは「AIBO」のヘンな仕草にみんな大喜び

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[小林伸也, ITmedia]

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