News 2000年11月16日 11:15 PM 更新

東芝,DVD-RAM&HDDを装備するハイブリッドレコーダーを発表

東芝は,4.7GバイトDVD-RAMと30GバイトHDDを組み合わせたハイブリッドレコーダー「RD-2000」を発売する。価格は27万円。

 東芝は11月16日,4.7GバイトDVD-RAMと30GバイトHDDを組み合わせたハイブリッドレコーダー「RD-2000」を発表した。価格は27万円で,12月22日より販売を開始する。東芝はCEATEC JAPANに同製品を参考出展していた(10月3日の記事参照 )。


CEATECに出展されていたハイブリッドレコーダー

 RD-2000の特徴は,HDDとDVD-RAMに記録した映像を相互に編集・ダビングできる点。例えば,「TV番組はHDDに録画し,残したいデータだけDVD-RAMに保存する」といった使い方が可能だ。もちろん,ディスクレコーダーならではの「タイムシフト再生機能」や「サムネイル表示機能」などを備える。また,録画履歴情報をライブラリーとしてHDDに記録するため,どちらのディスクに何を記録したかすぐに確認できるという。

 データはMPEG2形式で記録。録画モードには,SP(転送レート:4.6Mbps),LP(転送レート:2.2Mbps),マニュアル(2〜9.8Mbpsの間で0.2Mbps単位で調節可能),ジャスト(ディスクの空き容量によってモードを選択)の4種類を用意する。最大録画時間は,HDDが約29時間,DVD-RAMが約4時間半。ただし,連続録画は最大で9時間となる。

 そのほか,オーディオ関連では,48KHz/16ビットのオーディオDACを装備し,リニアPCMによる録画が可能だ。なお,IEEE 1394などのデジタルインタフェースは装備しない。

 主な仕様は以下の通り。

モデル RD-2000
録画対応メディア 4.7GバイトDVD-RAM
再生対応メディア 4.7GバイトDVD-RAM,DVDビデオ,ビデオCD,音楽CD
録画フォーマット MPEG2
録画時間(DVD-RAM) SP:約2時間,LP:約4時間,マニュアル:約1〜4時間半,ジャスト:約1〜2時間半
録画時間(HDD) SP:約12時間,LP:約26時間半,マニュアル:約6〜29時間半
インタフェース Sビデオ入出力,ビデオ入出力,オーディオ入出,D1映像出力,コンポーネント出力,BSアンテナ/地上波アンテナ入出力など
本体サイズ 430(幅)×110(高さ)×360(奥行き)ミリ
重量 8.9キロ
価格 27万円
発売日 12月22日

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