News | 2000年11月24日 05:06 PM 更新 |
米Intelやストレージメーカーで構成するSerial ATA Working Groupは11月21日,Serial ATAインタフェースのバージョン1.0となる「Ultra SATA/1500」の仕様を策定したと発表した。転送速度は1.5Gbps(毎秒約190Mバイト)で,現時点で最速のUltra ATA/100(毎秒100Mバイト)の2倍近い。同グループの加盟各社は,2002年の普及を目指し,対応チップやドライブの開発を進める。
Serial ATAは,現在のパラレル接続のATAインタフェースをシリアル接続に変更することで,シンプルなケーブルで高速な転送速度を実現する技術。パラレルATAとの互換性も持つ。さらにドライブごとに必要なジャンパーピンの設定も不要になる。
現状のパラレルATAの最速規格はUltra ATA/100。これ以上の高速化は現行ATAの仕様上難しいとされる。Serial ATAは1.5Gbpsからスタートし,2004年にはその2倍の3Gbps(毎秒約380Mバイト),2007年には4倍の6Gbps(毎秒約750Mバイト)に引き上げられる計画だ。
同グループでは,本格的な普及には規格策定から1年から1年半はかかるとしており,早ければ2001年後半にも対応製品が出荷される見込み。Intelは2001年以降,チップセットにホストコントローラを実装させるとしている。
Serial ATA Working Groupの中心メンバーは,Intelと米APT Technologies,米Dell Computer,米IBM,米Maxtor,米Quantum,米Seagate Technologyの7社。
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Serial ATA Working Group
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