News | 2000年11月30日 01:33 PM 更新 |
NECと米Transmetaは11月30日,NECのCrusoe搭載ノートPC「LaVie G」および「LaVie MX」の一部をリコールすることを発表した。原因はCrusoeのロット不良。同梱のバックアップCDによる再セットアップ作業が正常に終了しないというエラーが発生する可能性があるという。NECでは,12月1日から該当商品284台の無償修理(マザーボード交換)を行う。
該当する製品は,LaVie Gシリーズ「PC-LG60TT*****5」と,LaVie MX「PC-LX60T51EC」のうち,製造番号が「0Y*****A1」のもの(*は数字またはアルファベット)。製品の底面および保証書に記載されている。修理の方法については,下記の受付窓口を参照してほしい。
今回のトラブルに関して米Transmetaは「実際上,エンドユーザーへの影響はほとんどないと予測しているが,今回不具合が判明したCPUロットは,既にNECおよび各OEMから回収を完了した。現在は,各OEMの量産需要に対応して通常製品の供給を行っている」としている。
しかし,この問題は,他社製品にも広がる恐れが出てきた。ソニーは,「バイオCI」(PCG-C1VJ/BP・PCG-C1VJ)および「バイオGT」(PCG-GT1)でCrusoeを採用しているが,このうちバイオGTで,11月29日までにOSリカバリーに関する問い合わせを7件受けているという。ソニーでは,今回のロット不良との関連を調査中であり,「該当する場合には,対象となるモデルと製造番号の範囲と対応方法を,速やかにホームページおよびVAIOカスタマーリンクサポート窓口で案内する」としている。なお,Crusoeは日立製作所および富士通も採用しているが,今のところ動きは見られない。
修理受付窓口
関連リンク
NEC
ソニーの広報発表文
トランスメタの広報発表文
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