News | 2000年12月1日 07:37 PM 更新 |
12月1日,NTTドコモはシグマリオンのリコールを発表した。原因はP-in Comp@ctとの相性。近日中に無償修理を行う。
NTTドコモ関西の広報宣伝部によると,「シグマリオンとP-in Comp@ctを接続して通信中にアンテナの受信感度が下がった場合,通信が切れる場合がある」という。
原因としては「シグマリオンのCPUから出る電波が,PHSの通信状態に影響を与える」(NTTドコモ関西広報部)ことが分かっている。P-in Comp@ct側に問題はないという。この問題は,ユーザーからの「接続が切れる」という苦情によって発見された。
具体的な修理方法は「OEM元のNECと調整中」(NTTドコモ関西広報部)だが,販売されたシグマリオンのうち,P-in Comp@ctと併用しているユーザーに交換を呼びかける案内を送付する。
NTTドコモ中央によると,これまでの全国での販売台数は,P-in Comp@ctが4万5000台,シグマリオンが2万7000台。シグマリオンを所有するユーザーの3割程度がP-in Comp@ctを併用しているという。
シグマリオンの今後の販売については,NTTドコモ関西は「対策が整うまで販売停止」。NTTドコモ中央は「P-in Comp@ctとの併用で不具合が出るという注意を徹底して販売継続」する。
NTTドコモ中央によると,対策の施されたシグマリオンが店頭に並ぶのは1月以降とのことだ。
NTTドコモ中央
関連記事
NTTドコモ,ゼロハリバートンデザインのハンドヘルドPCを発表
関連リンク
WindowsCE搭載「シグマリオン」を発売
データカード型PHSの新機種を発売
お知らせ:「シグマリオン」と「P-in Comp@ct」を組合せでご利用のお客様へ
NTTドコモ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.