News | 2000年12月5日 09:42 PM 更新 |
NTTドコモは12月20日より,パケット通信サービス「DoPa」のシングルコース(通信速度は9600bps)の新料金プランとして,月額基本使用料に一定通信量分のパケット通信料を含んだ「パケットプラスS」を導入する。パケットプラスSが適用されるデータ通信専用のシングルサービスは,主にパケット無線機内蔵のメール端末「メッセージウェア エクシーレ」のユーザーが利用しており,今回の料金改定は,主にエクシーレのヘビーユーザーを対象にしたもの。
パケットプラスSは,月額5000円で5万パケット分の通信量を含み,超過分の通信料は0.15円/パケットに設定。DoPaにはこれまで,月額基本使用料900円のライトプランS(0.2円/パケット),ならびに月額基本使用料500円のスーパーライトプランS(0.35円/パケット)という2つの料金プランがあったが,2万500パケット以上(約2Mバイト)利用する場合は,パケットプラスSのほうが割安となる。
DoPaシングルサービス(9600bps)の新料金体系
DoPaサービス名称 | 料金プラン | 基本使用料 | 通信料 |
シングルサービス(9600bps) | パケットプラスS | 5000円/月(5万パケット分含む) | 0.15円/パケット(5万パケット超過分) |
ライトプランS | 900円/月 | 0.2円/パケット | |
スーパーライトプランS | 500円/月 | 0.35円/パケット |
また,NTTドコモは12月1日に携帯電話の通信料を最大21%値下げする価格改定を実施。無料通話料分にiモードのパケット通信料が含まれるようになった。例えば,3000円分の無料通話料を含む料金プランで2000円分しか通話しなかった場合,これまでだと余った1000円分の通話料の使い道はなかったが,新料金プランでは,残額をiモードのパケット料金として充当することが可能になり,「ほとんど通話はしない」というiモードのヘビーユーザーの間で話題となっている。
来年5月の次世代携帯電話サービス「FOMA」(W-CDMA)の開始に向け,パケット通信料金の改定を迫られているNTTドコモだが,目立たないながらも着実に料金体系の見直しに取り組んでいるようだ。
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