News 2000年12月6日 06:25 PM 更新

万世署など,秋葉原電気街の中国人海賊版CD-R販売グループを摘発

万世署などは5日,秋葉原の電気街路上で違法コピーソフトを販売していた中国人8人を逮捕した。

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は12月6日,警視庁生活経済課,国際組織犯罪特捜隊,ならびに万世橋署が5日,東京・秋葉原の電気街路上でPCソフトの海賊版CD-Rを販売していた中国人8人を著作権法違反の容疑で逮捕したと発表した。

 逮捕されたのは,「クイック商事」などの組織名を使い,海賊版CD-Rを販売していた中国籍の学生8人(うち2人が現行犯逮捕)。万世橋署では,数回にわたり任意で取り調べを行い,排除を続けていたが,中国人グループは路上での販売担当者を入れ替えるなどして販売を継続していた。秋葉原電気街では,今年10月にも「さくら屋」と名乗る日本人暴力団による海賊版CD-R販売グループが逮捕されるなど,違法コピーソフト販売への取り締まりが強化されている。

 さらに電気街では,「ホンコンソフト」「有限会社ジャスト」「神龍商社」「赤龍商会」などの海賊版販売グループも確認されており,ACCSでは,「多いときには数百メートルの範囲に複数の海賊版販売グループが出没している。それぞれの組織の全体像と,グループ間の関係解明が急務」だと強調する。

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▼ コンピュータソフトウェア著作権協会 TEL(0120)765-5177

[ITmedia]

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