News 2000年12月7日　08:59 PM 更新

チューンドカーはWebで花開く？　カーポイントが仲介業務に本腰

カーポイントがチューンドカー仲介業務を拡大。スバル車専門チューニングショップ「ゼロスポーツ」の製品の取り扱いを始める。

　中古車販売仲介のカーポイントは12月7日，富士重工（スバル）車のチューンを手がけるゼロスポーツと提携し，ゼロスポーツが製作したチューンドカーならびにカスタムパーツを販売すると発表した。2月1日に開設する「カービューチューニングショップモール」（仮称）において，ゼロスポーツの取扱商品を紹介する。なおカーポイントでは来年1月10日より，サービス名称を現行の「carpoint」から「carview」に変更。URLは，「CARVIEW.CO.JP」となる（別記事参照）。

　カーポイントは今年10月，日産自動車の「スカイラインGT-R」（BNR32）をベースにしたチューンドカーを仲介（10月5日の記事参照）。「32台の限定商品だったが，1分程度で完売した」（カーポイントの菊池三郎社長）という実績がある。今回の提携により，カーポイントがチューンドカーの取り扱いに本格的に乗り出した格好だ。

スバル車オーナーはネット利用率が高い？

　ゼロスポーツは，スバル車オーナーの間では有名なチューニングショップ。モーターショーでは，スバルブースでグループ出品するほど，スバルとの関わり合いも深い。同社社長の中島徳至氏は今回の提携について，「現在の自動車業界では，チューンドカーをディーラーが大々的に販売することは考えにくい。インターネットという新しいメディアを活用して，世の中にチューンドカーというものを普及させたい。特に，スバル車のオーナーはインターネットの利用率が高いと聞いている」と豊富を語る。


ゼロスポーツチューンの新型インプレッサ
　カーポイントが仲介するのは，エンジン，足廻り，エアロパーツなど，トータルでゼロスポーツが手を加えたコンプリートカーに加え，スバル車オーナー向けに提供するライトチューンサービス，ならびにカスタマイズパーツの3種類。コンプリートカーの具体的な仕様や価格は未定だが，中島氏は「幅広い層に受け入れてもらうため，カリカリチューンにはしない。車検に通る程度」と話す。

　なお，カーポイントはあくまで仲介業務を行うだけで，実際の販売・納車についてはゼロスポーツが担当する。

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[中村琢磨， ITmedia]

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