News 2000年12月7日 10:13 PM 更新

出会い系サイト利用者アンケートで「驚きを隠せない」結果

独身女性の半数が異性を求めて出会い系サイトにアクセスしているという調査結果が出た。

 クリスマスが近いこともあってか,最近,出会い系サイトが盛況だという話をよく耳にする。だが,経験談から言わせてもらうとそれはまやかしだ。というのも,出会いサイトの女性は,いわゆるネカマがほとんどで,現実逃避したい哀れな男性同士で盛り上がっているだけというのが相場だからだ。

 そのため,「出会い系サイト盛況説」は,出会い系サイトの主催者が情報操作を行っているに違いないと勝手に推測していたのだが,バーゲンアメリカによると,「恋人のいない女性の半数が異性を求めて出会い系サイトにアクセスしている」というから,あきらめるのはまだ早いかもしれない。

 バーゲンアメリカでは,同社が発行している出会い系サイト攻略マガジン「LoveLoveメール必勝法」の読者に対し,アンケートを実施。1万6500人の読者のうち,1039人から回答があった。もともと男性読者が多いメールマガジンだけに,回答者の男女比も,男性が70.8%,女性が29%と大きく偏っている。ちなみに年齢層を見ると,男性,女性ともに30歳以上40歳未満が最も多く,次いで,男性は40歳以上,女性は20歳以上30歳未満が多くなっている。残念ながら(?)20歳未満の女性はほとんどいない。

5人に1人は本命探し?

 前置きが長くなったが,そろそろ本題に入るとしよう。出会い系サイトはネカマばっかりというのは多少言い過ぎとしても,「どうせ冷やかし半分の女性ばかり」と感じている人は少なくないはず。だが,LoveLoveメール必勝法の調査結果によると,「恋人のいない女性においては,その半数が出会い系サイトを異性と知り合う手段と考えており,約20%が恋人・結婚相手を捜すことを目的としている」という。つまり,ちょっと思考を飛躍させてみれば,出会い系サイトでお知り合いになった女性の5人に1人が本命を求めていると思い込むことだってできる。これはチャンスだ。

 またバーゲンアメリカによれば,女性回答者の21.7%が主婦で,「4人に1人が夫に女性として見られていないと感じている“ときめきたい症候群”にかかっている」という。そういえば,電車の中吊り広告で,主婦が出会い系サイトにはまっているという見出しを見たことがあるが,まんざら嘘でもないらしい。

男性はエンジニアがダントツ

 ZDNNの読者はあまり興味がないかもしれないが,一応,出会い系サイトを利用している男性ユーザーのプロフィールについても紹介しておこう。

 調査結果によると,男性回答者の職業で最も多かったのは,プログラマーなどのエンジニアで,30%とダントツ。バーゲンアメリカでは,「独身エンジニアというと,一般的には理系オタクというイメージがあるが,出会い系サイトを利用しているエンジニアには,高学歴・高収入の人が多い」と解説している。

 さらに男性ユーザーの傾向として,「66%の既婚男性が出会い系サイトを利用したことがあり,16%が不倫相手を本気で捜している」という結果がでており,バーゲンアメリカでは「驚きを隠せない」と話す。「どうやら,既婚男性もときめきたい症候群にかかっており,実生活では出会えないような女性とめぐりあうことを夢見ている」(バーゲンアメリカ)というからあきれてしまう。

では,出会い系サイトで成功するには?

 この調査結果を見る限り,白馬の王子様を求めている女性が出会い系サイトにいることは間違いないだろう。だが,なぜそうした女性になかなかめぐり会えないのだろうか? LoveLoveメール必勝法の嶋津典代編集長によると,出会い系サイトで失敗する男性は次のような傾向があるという。

1:いろんな女性に同じ内容のメールを使い回す
2:癒されたがる
3:すぐ会いたがる
4:個人情報をしつこく聞く
5:自分の話しかしない

 耳の痛いお言葉だ。逆に,成功するには,以上の注意点を踏まえた上で,以下のことを実践すればよいという。

1:まめにメールを送る
2:誠実さをめいっぱいアピールする

 それでもまだ不安だという人のために耳寄りな情報をお伝えしよう。ここだけの話だが,嶋津編集長によれば,女性に出会いたい男性は,「エキサイト出会いの昼間」が狙い目とのこと。職場からアクセスすれば奥さんにばれないからといって,くれぐれもはまりすぎにはご注意を。

関連リンク
▼ バーゲンアメリカ
▼ LoveLoveメールマガジン必勝法
▼ エキサイト出会い

[中村琢磨, ITmedia]

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