News 2000年12月18日 11:59 PM 更新

Weekly Top10(12月10日〜12月16日)

ブロードバンド元年って?

【国内記事】 2000年12月18日 11:59 PM 更新

Weekly Top10 12月10日〜12月16日
1位 NTTがADSL本格化で思い切った価格を提示,しかし……?
2位 Shockwaveムービー偽装の「親Linux」ウイルスにご用心
3位 「VAIOキラーのCubeBook」が登場?
4位 ISPを悩ませるフレッツ・ADSLの価格設定
5位 「Palm OS 4.0」の詳細明らかに
6位 「Office 10」から抜け落ちる2つの機能
7位 AnchorDesk:ムーアの法則,延命は結構だが少し休んだら?
8位 Bill Gates氏を殺したのはブレアウィッチ?
9位 より小さく,より速く――IntelとIBMのチップ技術革新
10位 Microsoft,Windows 2000用の新たなサービスパックを準備

Weekly Top10 先週から今週にかけて,フレッツ・ADSLや東京ふぁいばあ通信設立など,インターネット接続インフラ関連のニュースが相次いだ。18日には,NTTがFTTHの試験サービスを開始するという発表もあり,いよいよ本格的なブロードバンド時代の到来を予感させる……というような記事を,昨年も書いたような気がする。そういえば,去年の今頃は,ADSLの試験サービスが始まり,ちょうど広帯域常時接続環境への関心が高まっていた時期だ。まさか,その後何カ月も,ほとんど進歩のない状態が続くとは思わなかった。

 NTTの「光・IP通信網サービス」(仮称)は,わずか半年で試験運用を終え,夏頃には本格サービスに移行するという。有線ブロードネットワークスの子会社であるユーズ・コミュニケーションは,今春にも光ファイバーの本サービスを開始する。東京ふぁいばあ通信もFTTHまでを視野に入れ,最近はとんと話を聞かないソフトバンク系列のアイ・ピー・レボリューションも2001年5月のサービス開始を目指している。一方でCATVは好調にユーザーを増やし,ADSL事業者には全国展開への道筋がはっきりと見えてきた。おっと,忘れちゃいけないスピードネット。無線インフラも2001年には本格展開してくれるだろう。

「ブロードバンド元年」になりそこねた2000年はあと少し。願わくば,2001年こそ,この市場にまともな競争原理が働きますように。

[芹澤隆徳, ITmedia]

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