News 2001年1月11日 11:59 PM 更新

ウワサの「eHIIハウス」を見てきました(1)

2年後の家庭はこうなる。松下電器産業が公開した「eHIIハウス」は,ホームサーバを中心に家庭内LANと最新デバイスを駆使して利便性の高めた未来の家だ。初公開のモデルルームを詳細に検証してみた。

 品川にある松下電器産業のマルチメディアセンター。ピラミッド状のデザインが特徴的なこの建物の2階に,「eHIIハウス」が開設された。eHIIハウスとは,ITを活用した新たな暮らし(eくらし)を提案するHII(Home Infomation Infrastructure)を導入したモデルルームのこと。吹き抜けのエントランスホールに突き出すように設けられている。その中身は,「2003年頃のネットライフを具体的に提案する」ハイテクの塊だった。

 eHIIハウスは,1999年に開設した「HIIハウス」を,その後の情報環境の変化と関連技術を進歩に合わせてリニューアルしたもの。HIIハウスが有線による家庭内の情報ネットワークを基本としていたのに対して,今回は100Mbpsのブロードバンドネットワークの導入を前提とし,さらに自動車のITSや進化した携帯電話,各種デジタル放送を取り込もうとしている。内部には同社の最新機器と今後製品化されるコンセプト商品が並べられ,ネットワークインフラもそれぞれの機器に適した無線・有線を組み合わせた。

 モデルルームの間取りは,リビング,キッチン,バスルームにプライベートルームとベッドルームを加えた2LDK。カーポートや,次世代モバイル機器を展示した庭まで付いている。さらに裏庭もあり,太陽光発電システムや生ゴミ処理システム,太陽光発電システムを装備。壁がガラス張りなのと水道が引かれていない点を除けば,極めて良好な住環境だ。

 中の様子を写真中心に紹介しよう。

リビングへどうぞ
プライベートルームで会議しよう
トイレでダイエット?
庭も車もハイテクです

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