News 2001年1月18日 11:34 PM 更新

松下,AV HDD搭載のビデオレコーダーとBSデジタルTVを発表

松下電器産業は3月20日より,AV HDD搭載機器として,ビデオレコーダーの「デジタンク」ならびに BSデジタルハイビジョンTVの「デジタルタウ」を発売する。

 松下電器産業は1月18日,AV機器用のハードディスクドライブ「AV HDD」搭載機器として,ビデオレコーダーの「デジタンク」(NV-HDR1000)ならびにBSデジタルハイビジョンTVの「デジタルタウ」(TH-36DH100)という2製品を発表した。AV HDD は,松下と米Quantumが共同開発したもの。バッファメモリを使い,バッドセクタによる再生ミスを防止できるのがが特徴だ。また,両製品とも,著作権保護技術として,DTCP(Digital Transmission Content Protection)ならびにローカル暗号記録技術(C2暗号)を実装している。

 発売日はともに3月20日。価格は,NV-HDR1000が22万5000円,TH-36DH100がオープンプライス(実売予想は70万円強)となっている。

i.LINK経由でHDDが増設可能

 NV-HDR1000は,30GバイトのHDDを搭載し,BSデジタルハイビジョン放送をビットストリームのまま約2時間30分間記録することが可能。アナログ放送については,MPEGエンコーダを内蔵し,MPEG2形式で最大で25時間(2.4Mbps)録画することができる。本体には,BSデジタルチューナー接続用のi.LINK端子のほかに,増設HDD用のi.LINK端子を装備(増設HDDの発売日は未定)。さらに,D-VHSデッキを接続すれば,デジタルデータのままダビングすることが可能だ。

 また,アナログ放送を録画した場合には,追っかけ再生や,頭出し再生の際に動画を再生できる「ビジュアルプログラムナビ」,指定した番組を自動的に更新する「オートリニューアル録画」など,ビデオレコーダーとしての機能を利用することができる。

 一方,TH-36DH100は,松下電子工業が新開発したBSデジタル放送用フラットハイビジョン管「スーパースリムチューブ」を搭載する薄型BSデジタルハイビジョンTV。36型ながら,奥行きが45センチに抑えられているのが特徴だ。

 HDD容量は30Gバイトで,BSデジタル放送/アナログ放送ともに録画時間はNV-HDR1000と同じ。基本的に,TVにNV-HDR1000 の機能を取り込んだものだが, TH-36DH100はSDカードスロットを搭載している点が異なる。SDカードに入っている画像(JPEG形式)や楽曲(AAC形式)を再生することが可能だ。そのほか,i.LINK経由でDVカムコーダに記録した動画を表示することもできるという。

関連記事
▼ 家電各社が描く次世代ビデオレコーダーの姿
▼ ソニーがハードディスクレコーダー「Clip-On」を発表

関連リンク
▼ 松下電器産業

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.