News | 2001年2月1日 09:19 PM 更新 |
NTTコミュニケーションズは2月1日,松下電器産業および米Preview Systemsとの技術提携により,SD(Secure Digital)メモリカード対応の音楽配信サービスを開始すると発表した。同社が昨年提供を開始した音楽配信プラットフォーム「Arcstar MUSIC」にSDカード向け配信メニューを追加,3月1日より本格展開する予定だ。
配信方式はEMBLB。SD対応のため,楽曲のコーデックはAACとなる(従来はWMTを使用)。松下や東芝が販売しているSDプレーヤーをはじめ,PC,カーオーディオ,携帯端末などでも再生できるようになる。特に携帯端末では,米PalmがSDカードスロットの搭載(2000年6月28日の記事を参照)を明らかにしており,今後市場の拡大も予想されている。なお,PCで再生する際には,専用ソフト「SD-Jukebox」「ED-Jukebox」(ともにWindows版のみ)が必要となる。
NTTコミュニケーションズでは「新しい配信方式は,松下の技術によってコンテンツフォーマットが統一されている。ユーザーはSDカード対応の機器なら簡単に再生できるのがメリット」と話している。
なお,Arcster MUSICを利用した有料音楽配信サービスは,今年1月24日にBMGファンハウスが開始しており,ビクターエンタテインメントも5月から行うことを明らかにしている。ただし,これらの顧客がSDカード対応サービスを行うかどうかは「今後の交渉になる」(NTTコミュニケーションズ)という。
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