News | 2001年2月22日 08:12 PM 更新 |
NTT東日本は2月22日,放送業界向けに光ファイバーを利用した映像データ伝送サービス「メガライブ」(MegaLive)の提供に向けて総務大臣に認可を申請した。サービスエリアは東京23区内を予定している。
MegaLiveは,スタジアムやコンサート会場などの中継ポイント(V-Point)と放送局や映像プロダクション(F-Point)を光ファイバー網で接続し,リアルタイムで映像を伝送できるようにするサービス。V-PointについてはNTT東日本が設置場所を選定することになっており,同社によれば,現在,代々木体育館や神宮球場,ならびに国立競技場など50ヵ所がV-Pointの候補に挙がっているという。「MegaLiveでは,光ファイバー網を利用するため,通信衛星やマイクロ波の中継よりも安定して映像を送信できるメリットがある。さらに,ナイターゲームのたびに中継車を出動させる必要がなくなる。将来的には100カ所まで増やしたい」(NTT東日本)
また,放送局が自ら中継ポイントを決め,「お天気カメラ」のように映像を流し続けることが可能(コストは設置者が負担)なほか,スイッチング機能を利用して,曜日や時間に応じて中継ポイントや映像の配信先を切り替えることもできる。
MegaLiveでは,映像フォーマットとして,SDTV,HDTV-1,HDTV-2,高品位HDTV-1,ならびに高品位HDTV-2をサポートする。通信料は,月額と日額の2種類が用意されており,品目がSDTVの場合は月額で3万6000円/回線,日額はその10分の1で3600円/回線となる(詳細は下図参照)。また,基本料金として月額4万円/回線,回線終端装置利用料として月額2万6000円/台が必要なほか,利用するV-Pointの数によって料金が変動する仕組みになっている。
品目 | SDTV | HDTV-1 | HDTV-2 | 高品位HDTV-1 | 高品位HDTV-2 |
料金 | 3万6000円 | 7万1000円 | 8万1000円 | 11万7000円 | 20万1000円 |
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