News | 2001年2月26日 09:02 PM 更新 |
シーアイエスとアイベックスコーポレーションは2月26日,プロモーションキャンペーンのASPサービス「DiCE」(Digital Communication Engine,仮称)を共同で展開すると発表した。既に,キリンビバレッジが同サービスの採用を決めている。
DiCEは,新製品プロモーションで使われるハガキを媒体としたキャンペーンを代替するもの。例えば,コーヒー飲料など新製品の販売促進として行われるプレゼントキャンペーンでは,缶に貼ってあるシールを集めてハガキで応募するという手法が一般的。これに対してDiCEでは,応募手段としてPCのほかiモードなどのブラウザフォンを利用しようというのだ。
キリンビバレッジでは,同システムを缶コーヒー「Fire」のキャンペーンに導入し,3月1日〜5月7日の期間に「ネットでFIRE」を展開。同期間中,Fireの缶には12桁のシリアル番号が記載してある応募シールが貼付される。ブラウザフォン(iモード・EZweb・Jスカイ対応)やPCからキャンペーンサイトにアクセスしてこの番号を入力すると,商品が当たるカードゲームにチャレンジすることができる。
アイベックスの辻井良一社長は,DiCEについて「商品プロモーションという期間限定のキャンペーンを行うのに,自前でシステムを構築するのは非常にコストパフォーマンスが悪い。DiCEは,キャンペーンの規模に応じて月額100万円程度から提供できる」とアピールする。さらに,DiCEではオプションとして収集したデータのマイニングサービスがオプションとして用意され,「ハガキを利用したキャンペーンでは不可能だった高度なマーケティングツールとしても使うことができる」(同社長)という。
また,キリンビバレッジが行っている試験サービスでは,応募の4割がiモード端末からで,PC(3割)を上回っている。携帯電話からアクセスすれば,買ったその場でチャレンジできることが消費者に受けているようだ。
関連リンク
ネットでFire告知ページ
シーアイエス
アイベックスコーポレーション
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