News | 2001年3月7日 09:00 AM 更新 |
パームコンピューティングは3月7日,Palm OS搭載のハンドヘルド端末の新機種「m105」を3月9日に発売すると発表した。価格は2万4800円。
m105は低価格なエントリーモデルとして発売されている「m100」の兄弟機となる(2000年8月8日の記事参照)。「m100はエントリーモデル,m105はアプリケーションモデル」(パームコンピューティング)という位置付けだ。
ポータブルキーボードやレザーフリップケースなどのアクセサリーはすべてm100と共用できる。製品のデザインは基本的にm100と同等であり,変更されたのは以下の点だ。
逆に,m100に付属していたHotSyncケーブルは付属しない。また,CPU,ディスプレイ,Palm OSのバージョンなどは変更されておらず,マスクROMを使っており,OSのバージョンアップはできない点もm100と同じだ。
「MultiMail SE」は,m105本体から直接電子メールを送受信するためのソフト。パソコンとの同期を必要とせず,サードパーティ製のモデムなどを利用して直接インターネットメールを読み書きできる。MultiMail SEはプリインストールされているわけではなく,付属のCD-ROMからインストールする必要がある。
m100とm105の主な仕様は以下の通り。
製品名 | m105 | m100 |
価格 | 2万4800円 | 1万9800円 |
画面サイズ | 160×160ピクセル,モノクロLCD | |
重さ | 137グラム | |
サイズ(幅×高さ×厚み) | 79×118×18ミリ | |
メモリ(RAM) | 8Mバイト | 2Mバイト |
メモリ(ROM) | 4Mバイト | |
インタフェース | シリアルポート,赤外線 | |
搭載OS | Palm OS 3.5.1日本語版 | |
電源 | 単4乾電池2本使用 |
また,m100シリーズと共用のフェイスプレートに,新たに14色が追加される。当初は6色が発売され,随時追加される予定。価格は1980円となる。
パームコンピューティングでは,「青ヘビ柄」や「木目調」のフェイスプレートも追加することで,女性ユーザーへアピールしていく。MultiMail SEを同梱したことで,「PCを持っていない人でも電子メールが利用できるようになる」(パームコンピューティング)と,さらなるユーザー層の拡大が狙いだ。
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