News | 2001年5月17日 07:35 PM 更新 |
ソニーは5月17日,デスクトップPC「バイオ」の夏モデルを発表した。今回の目玉は,ハイエンドシリーズの「バイオRX」とエントリーモデルの「バイオJ」。バイオRXは,DVD-RW/CD-RWコンボドライブを採用し,編集したデータをDVD-R/RWメディアに書き出せるようになった。また,バイオJは,低価格モデルとしてビギナーユーザーに人気を集めている製品だが,DVD-ROM/CD-RWのコンボドライブを搭載するなど,高機能化が進んでいる。
価格は全てオープンプライス。5月26日より順次販売を開始する。なお,夏モデルは全機種が「Windows XP Ready」となっており,同OS出荷後にアップグレードすることが可能になっている。ただし,アップグレード方法の詳細は未定。また,オフィススイートには,「Office XP Personal」がプリインストールされている。
マイクロタワー型のバイオRXには,「PCV-RX52」「PCV-RX62」「PCV-RX72K」の3モデル8機種がラインアップ。PCV-RX52は,ローエンドモデルながらCPUにはAthlon/1GHzを搭載。ミッドレンジのPCV-RX62はCPUにPentium 4/1.5GHzを採用した。
最上位機種のPCV-RX72は,CPUにPentium 4/1.7GHzならびにパイオニア製のDVD-RW/CD-RWコンボドライブ「DVD-R103」を装備。DV編集ソフトには「Adobe Premiere 6.0 日本語版」をプリインストールする。編集したデータは,ソフトウェアエンコーダの「DVgate Assemble」でMPEG-2形式に変換し,「DVDit! for VAIO」を使ってDVD-RW/Rメディアに書き出すことが可能だ。また,DVD-Rフォーマットで書き出した場合には,「プレイステーション2」で再生することができる。なお,ソニーが推進するDVD+RW対応のドライブについては,2002年夏ごろの搭載が予定されているという。
実売予想価格は,「PCV-RX52L5」(15型液晶ディスプレイ付属)が25万円前後,「PCV-RX62K」(単体)が27万円前後,「PCV-RX72K」(単体)が38万円前後となる。発売日は全モデル5月26日。
主な仕様は以下の通り。
モデル | PCV-RX72K | PCV-RX62K | PCV-RX52L5 |
CPU | Pentium 4/1.7GHz | Pentium 4/1.5GHz | Athlon/1GHz |
チップセット | Intel 850 | SIS 730S | |
メモリ | 128Mバイト RDRAM(最大512Mバイト) | 128Mバイト SDRAM(最大512Mバイト) | |
HDD | 約80Gバイト | 約60Gバイト | |
グラフィック | NVIDIA GeForce2 MX(×4 AGP) | SIS 730S(チップセット内蔵) | |
ドライブ | DVD-RW(DVD-RWは等倍速,DVD-Rは最大2倍速)/CD-RWコンボ | DVD-ROM(最大16倍速) | |
OS | Windows 2000 | ||
実売価格 | 38万円前後(単体) | 27万円前後(単体) | 25万円前後(15型ディスプレイ付属) |
発売日 | 5月26日 |
またソニーは,i.LINK対応の外付け型のDVD-RWドライブも発売する。価格はオープンプライスだが,実売予想価格は10万円前後。発売は6月2日となる。
バイオJシリーズには,「PCV-J20GV7BP」「PCV-J20V7BP」「PCV-J20V5」の3モデルがラインアップ。CPUはいずれもDuron/900MHzを搭載し,今回よりDVD-ROM/CD-RWのコンボドライブを装備した。さらに,最上位のPCV-J20GV7BPは,バイオRXシリーズに搭載されるハードウェアMPEG2エンコーダボード,およびテレビ録画ソフト「Giga Pocket」を装備している。
実売予想価格は,PCV-J20GV7BPが18万円前後,PCV-J20V7BPが16万円前後,PCV-J20V5が13万円前後。発売日は,BPモデルが6月2日,PCV-J20V5が5月26日となる。
主な仕様は以下の通り。
モデル | PCV-J20GV7BP | PCV-J20V7BP | PCV-J20V5 |
CPU | Duron/900MHz | ||
チップセット | SIS 730S | ||
メモリ | 128Mバイト SDRAM(最大512Mバイト) | ||
HDD | 約60Gバイト | 約40Gバイト | |
グラフィック | SIS 730S(チップセット内蔵) | ||
ドライブ | DVD-ROM/CD-RWコンボ | ||
ディスプレイ | 17型FDトリニトロン | 15型FDトリニトロン | |
OS | Windows Me | ||
そのほか | リアルタイムMPEG2エンコーダボード搭載 | ||
実売価格 | 18万円前後 | 16万円前後 | 13万円前後 |
発売日 | 6月2日 | 6月2日 | 5月26日 |
省スペース型の「バイオLX」シリーズでは,「PCV-LX92G/BP」「PCV-LX82G/BP」「PCV-LX52G/BP」「PCV-LX52/BP」の4モデルが登場。
全モデルともCPUにはPentium III/1B GHzを搭載,DVD-ROM/CD-RWのコンボドライブを備える。最上位のPCV-LX92G/BPは液晶ペンタブレット機能に加え,「GigaPokcet」を使いテレビ番組を録画することが可能。また,PCV-LX82G/BPは液晶ペンタブレット機能のみ,PCV-LX52G/BPはGigaPocketのみをとなる。
さらに夏モデルでは,ペンタブレットによる手書き入力ソフトとして「マイフレーズ」を同梱している。マイフレーズは,ソニー製携帯電話に搭載されている予測変換機能「POBox」を実装するのが特徴だ。
実売予想価格は,PCV-LX92G/BPが30万円前後,PCV-LX82G/BPが25万円前後,PCV-LX52G/BPが25万円前後,PCV-LX52/BPが22万円前後。発売は全モデルとも6月2日。
主な仕様は以下の通り。
モデル | PCV-LX 92G/BP |
PCV-LX 82/BP |
PCV-LX 52G/BP |
PCV-LX 52/BP |
CPU | Pentium III/1B GHz | |||
チップセット | SIS 630 | |||
メモリ | 128Mバイト SDRAM(最大512Mバイト) | |||
HDD | 約60Gバイト | 約40Gバイト | 約60Gバイト | |
グラフィック | SIS 630(チップセット内蔵) | |||
ドライブ | DVD-ROM/CD-RWコンボ | |||
ディスプレイ | 15型液晶(ペンタブレット機能) | 15型TFT液晶 | ||
OS | Windows Me | |||
実売価格 | 30万円前後 | 25万円前後 | 25万円前後 | 22万円前後 |
発売日 | 6月2日 |
なお,LX92G/BP,LX52G/BPはリアルタイムMPEG2エンコーダボードを搭載。
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