News 2001年6月5日 02:09 PM 更新

オリンパスが,コストパフォーマンスに優れたコンパクトデジカメ新製品

オリンパス光学工業は6月5日,光学3倍ズーム搭載211万画素の「CAMEDIA C-200 ZOOM」と短焦点131万画素の入門機「CAMEDIA C-100」を発表した。2機種とも発売は6月下旬。


光学3倍ズーム搭載CAMEDIA C-200 Zoom

 CAMEDIA C-200ZOOMは,光学3倍ズームに211万画素CCDを搭載したコストパフォーマンスに優れたデジタルカメラ。収差や周辺光量差を最小限に抑えた小型軽量のマルチバリエーター3倍ズームレンズを採用。211万画素CCD性能を活かして,周辺まで色鮮やかで高精細な画質を実現するという。デジタル3倍ズームを搭載し,光学3倍ズームとの併用で最大約9倍のズームアップ撮影が可能。

 電源には単3アルカリ電池を利用することができ,約2500枚の撮影が可能となっている。別売のリチウム電池使用時には,連続撮影時で約6000枚までの撮影が可能となる。

 クイックレスポンスの高性能エンジンを搭載し,HQモード時で画像記録時間約2.5秒,再生時間約1秒と軽快な操作性を実現。8Mバイトのバッファメモリ搭載で,撮影間隔約1秒の速写も可能。TIFF以外の全ての画質モードで,約1.8コマ/秒の高速連写を実現している。

 6モードのフラッシュ機能や,スポット測光,シャープネス設定,ISO感度設定機能,Quick Time Motion JPEGに準拠した簡易動画撮影機能など,さまざまな撮影機能を搭載。ストレージクラス対応のUSB端子を装備。

 「日常的にどこへでも気軽に持ち歩ける」(同社)というコンセプトに基づいている小型フラットボディは,同社の銀塩コンパクトカメラと同様にレンズバリアをスライドさせると電源が入る仕組みを採用。タマゴ型のレンズバリアをアクセントにしたボディは,男性にも女性にも受けるようにユニセックスなやカラーデザインを採用したという。

 価格は5万6000円だが,実売では4万5000円前後となる見込み。発売は6月下旬。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 CAMEDIA C-200 Zoom
撮像素子 1/2.7型211万画素CCD(有効202万画素)
記録画素数 最大1600×1200ピクセル
記録方式 静止画:TIFF(非圧縮)/JPEG(DCF準拠),動画:Quick TiME Motion JPEG準拠
レンズ 35〜105ミリ相当,F2.8/4.4,6群8枚レンズ
測光方式 CCDによるデジタルESP方式,スポット方式
露出制御 プログラム,露出補正(+/-2EVまで,1/2EVステップ)
シャッタースピード 1/2〜1/1000秒(メカニカルシャッター併用)
ホワイトバランス フルオートTTL(iESP),プリセット(晴天/曇天/電球/蛍光灯)
ファインダー 光学実像式ズームファインダー
液晶モニタ 1.8型TFTカラー
記録メディア スマートメディア(128Mバイト対応)
電源 リチウム電池パックLB-01(CR-V3)×2,単3形(ニッケル水素,ニカド,アルカリ)×4
サイズ 117.5(幅)×66.5(高さ)×49.5(厚さ)ミリ
重量 240グラム(電池とカード別)
価格 5万6000円

短焦点131万画素の入門機CAMEDIA C-100

 CAMEDIA C-100は,実用性とコストパフォーマンスに優れたデジタルカメラのエントリーモデル。131万画素CCDを搭載し,単焦点35mm相当の新設計オリンパスレンズを採用している。

 電池の性能を最大限に活かす新設計の省電力回路を搭載し,単3アルカリ電池4本で連続1万枚以上の撮影が可能。別売のリチウム電池を使用すれば,連続1万8000枚以上の大量撮影が可能となる。

 記録画素数に640×480ピクセルを選択した場合でも,131万画素をフル活用して高画質記録を実現する「TruePic処理」を搭載している。オート発光,赤目軽減発光,発光禁止,強制発光,夜景,夜景赤目と6種類のモードを備えた本格的なフラッシュ機能や,スポット測光機能,+/-2EVまで1/2段刻みで露出の補正が可能な露出補正機能,簡易動画機能など,普及価格帯ながら本格的なカメラ機能を搭載している。

 128Mバイトの大容量スマートメディアに対応。メディアが足りなくなった時の緊急用として,1Mバイトの画像記録用内蔵メモリを搭載している。ストレージクラス対応のUSB端子を装備。スライド式のレンズバリアを採用した,スタイリッシュデザインが特徴となっている。カメラの前部に貼ることができる専用シール(1200円)もオプションで用意。価格は3万2000円だが,実売では2万5000円前後となる見込み。発売は6月下旬。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 CAMEDIA C-100
撮像素子 1/3.2型131万画素CCD(有効123万画素)
記録画素数 1280×960ピクセル(SHQ/HQ),1024×768(SQ1),640×480ピクセル(SQ2)
記録方式 静止画:JPEG(DCF準拠),動画:Quick TiME Motion JPEG準拠
レンズ 短焦点35ミリ相当,F4/8,5群5枚レンズ
測光方式 CCDによるデジタルESP方式
露出制御 プログラム,露出補正(+/-2EVまで,1/2EVステップ)
シャッタースピード 1/2〜1/2000秒(フラッシュが夜景モードのとき,最長1秒間のオート露出)
ホワイトバランス フルオートTTL,プリセット(晴天/曇天/電球/蛍光灯)
ファインダー 光学実像式
液晶モニタ 1.5型TFTカラー(低温ポリシリコン)
記録メディア スマートメディア(128Mバイト対応)
電源 リチウム電池パックLB-01(CR-V3)×2,単3形(ニッケル水素,ニカド,アルカリ)×4
サイズ 123(幅)×65(高さ)×44.5(厚さ)ミリ
重量 190グラム(電池とカード別)
価格 3万2000円

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[西坂真人, ITmedia]

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