News | 2001年6月27日 01:49 PM 更新 |
ソニーはニューヨークで開催中のTECHXNY/PC EXPOで,VAIOノートシリーズの最上位機種GRシリーズを参考展示している(昨日の記事参照)。
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TECHXNY/PC EXPOで参考展示されているVAIOノートGR |
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同ポートリプリケータ |
インテルが先頃名称を明らかにした0.13μmプロセス製造のモバイルPentium III-M(開発コード名Tualatin)を搭載する。
ソニーは動作クロック周波数を1GHz超などとしてプロセッサの詳細を明らかにしていないが,Tualatinの仕様から考えて1.13GHz,512Kバイト2次キャッシュメモリなどのスペックになると予想される。
展示されていたGRシリーズは実際にWindowsが動作,手で触れることができるもの。正式発表は未定とのことだが,Tualatinの正式リリースとなる来月下旬以降までに詳細が明らかになるだろう。
なお,チップセットはi830系のモバイル向けバージョンが組み合わされる。
GRシリーズはSXGA+の液晶パネル解像度やMGメモリスティック対応,センタージョグの採用といった特徴を持つ。またDVD-ROMとCD-R/RWのコンボドライブを標準装備し,セカンドバッテリーもしくはウェイトセーバベゼルとの交換が可能。重量は明らかではないが,手で持った印象では今年5月まで生産されていた最上位機種のXRシリーズよりも明らかに軽量だった。
しかし,実機に触れて最も強く感じるのは,これらの新フィーチャーよりも,液晶ディスプレイの品質が非常に高いという点だ。上下左右とも視野角が十分広く,デスクトップPC向けの単体液晶ディスプレイ並。再現色域に大きな違いは感じなかったが,ノートPCの液晶パネルも,解像度やサイズだけでなく,視野角などの品質でアピールする時代に入ったのかもしれない。
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