News 2001年7月19日 11:55 PM 更新

最新機種とキャンギャルが集う“アツい”夏の祭典――AKIBAX2001(1)

秋葉原の夏の風物詩「AKIBAX2001インターネットショーin 秋葉原」が19日から始まった。今年で最後になるAKIBAXは,有終の美を飾るがごとく,夏モデル新製品と秋葉原タワー,そしてキャンギャルと見どころが盛りだくさんだった。

 とにかくアツい祭典だ。30度を超える真夏日で,やたらと「暑い」というのに,それでも来場者たちは新製品(とキャンギャル)に「熱い」視線を投げかける。そして名だたるPCメーカーや周辺機器メーカーが集まることで,手「厚い」商品説明を聞くことができる。

JR秋葉原駅を降りると,そこはAKIBAXワールド

アツい会場では,無料で配られるビール(正確には発泡酒)に長い列ができた

 JR秋葉原の電気街口を降りて徒歩0分という好立地にある「駅前広場」に設置されたAKIBAXの会場に入って,まず目の前にドーンと現れるのは,ソニーのブース。オープンスタイルのブースがほとんどのAKIBAXで,周囲を壁で囲んだ作りは,なにやら怪しそうな雰囲気だ。入り口1つ,出口1つというお化け屋敷のような外観で,入るのにちょっとしり込みしてしまう。しかし心配ない。VAIOギャルがズラリと出迎えてくれて,誘蛾灯におびき寄せられる蛾のように,イヤでもススっと入ってしまうから,あら不思議だ。

VAIOギャルがお出迎え

 ブースの中は観葉植物とヨシズで囲まれ,夏の雰囲気に一役買っている。エアコンが効いており,暑いAKIBAXのオアシス的スポットだ。新製品のCLIEやVAIO,サイバーショットなど見どころも満載で,人・ひと・ヒトのウズの中で前に行くのも一苦労。

人・ひと・ヒトのウズ

 ブースの隅でひっそり展示していたのは,なんとTualatin搭載のバイオノートGRだ。「モバイルPentium III-M/1.13GHz」の“-M”の表記が,次世代高性能CPUを物語っているのだが,ブース内の案内図にも記載されていないため,来場者の関心は低い様子だ。夕方(18:00)の時点で「Tualatinについて質問を受けたのは1人だけ」(担当者)。

Tualatin搭載のバイオノートGR。新開発の放熱機構をアピールしている。次世代高性能CPUも“アツい”?

 AKIBAXの会場内でひときわ賑やかなのは,携帯電話キャリアのブースだ。NTTドコモ,KDDI,J-PHONEが集まった会場の一角は,キャンギャルの多さも手伝って,やけに人口密度が高くなっていた。来場者の“熱い”視線で,気温が2,3度高くなっていたかは不明。

ドコモブースでは,FOMAガールが次世代端末を紹介。来場記念品のFOMAロゴ入りバッグ目当てに,長い列ができていた

KDDIのブースではBluetooth搭載端末「C413S」をアピール。会場正面の特設ステージで,Bluetooth対応機器との連携を実演していた

J-PHONEブースでは,Javaアプリを紹介したコーナーに来場者の熱い視線が注がれていた。熱い視線の先が,端末だったのかは定かではない

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