News | 2001年8月31日 11:24 AM 更新 |
ゲートウェイ社内には,撤退を知ると,「シュナイダマン社長がいれば」と嘆く社員や,「ナイハイゼル社長は日本法人を潰すためにやって来たのか」と憤る社員がいたという。A氏も同様に,同社長の手腕には疑問を感じていた。だが,撤退が決まった今も,同氏のことを恨んだりはしていない。
「冷たい言い方だが,結局,ナイハイゼル社長は米国本社の言いなりだっただけ。外資はどこでもそういうものだと思うが,基本的に,日本法人のことなど1つの支店ぐらいにしか思っていない。調子がいいときは,米国と同じやり方で同じものを売っていればいいかもしれない。だが,状況が厳しくなるとそれだと一発でやられる。日本のことは日本人に任せるべき。デルがその良い例ではないだろうか」(同氏)
「ただ」
とA氏は,最後にこう付け加えた。
「日本人の社長がベストだとは思うが,それでもやはり,シュナイダマンが社長だったらと思うことはある。本社がああいう状況なだけに,結果は同じかもしれないが,チャレンジはできたはずだ。少なくとも,デルとこれほど差が開くことはなかっただろう」。
ビジネスに,“もしも”はないのだが……。
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