News | 2001年9月3日 01:00 PM 更新 |
キヤノン販売は9月3日,読み取りセンサーにCIS(Contact Image Sensor)を採用して薄型化した1200×2400dpiの「CanoScan N1240U」と600×1200dpiの「CanoScan N676U」のA4対応フラットベッドスキャナ2機種を発表した。両機種ともに9月中旬より発売する。価格は,N1240Uが1万9800円でN676Uが1万4800円。
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薄型ボディのA4対応フラットベッドスキャナ「CanoScan N1240U」 |
同社のフラットベッドスキャナは,CIS採用で薄型・コンパクト,電源レスの「ノートブックタイプ」と,CCD採用で画質を追求した「デスクトップタイプ」の2つのカテゴリーで製品をラインアップしている。今回のN1240UとN676Uは,ノートブックタイプの新製品。両機種共にWindowsとMacintoshで利用できる。ボディ色は,N1240Uがスタイリッシュプラチナ,N676Uがスタイリッシュシルバーとなっている。
USBポートから供給される電源を利用するため,ACアダプタがいらないのがノートブックタイプの特徴だ。サイズは両機種ともに256(幅)×383(奥行き)×34(高さ)ミリ。重さは1.5キロと薄型・軽量・コンパクトにできており,専用スタンドで縦置きも可能だ。普段は立てて収納しておき,使いたい時に簡単に取り出せる省スペース設計となっている。縦置き状態でのスキャンもできる。
本体には「スキャン」「コピー」「E-MAIL」の3ボタンを装備しており,それぞれ関連ソフトと連携した動作が行われるなど,ワンタッチ操作ができる。
読み取り機能では,スキャナ原稿台に置いた複数枚のプリント写真を,自動的に枚数を判別して斜行補正する「マルチ写真スキャン」機能を両機種に装備している。これは,スキャンしたい写真をある程度無造作に置いても,斜めになった写真の角度を最大10度まで補正してくれる便利な機能だ。一度に判別できる枚数は10枚までで,写真の間隔は最低10ミリ必要となる。
また,読み取り原稿の暗い部分にホコリが付着した時発生する,スキャン画像のダストノイズを自動的に補正する「簡易ホコリ補正機能」や,原稿の種類に適したトーン補正を自動的に行う「オートトーン補正機能」など,さまざまな補正機能が用意されている。
N1240Uには「Adobe Photoshop Elements」が標準で添付されるほか,両機種にPDF生成,名詞管理,表OCR,フォーム作成といったスキャナ活用ソフトがシェアウェアや体験版のかたちで同梱されている。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | CanoScan N1240U | CanoScan N676U |
センサ | CIS(Contact Image Sensor) | |
光源 | RGB3色LED | |
光学解像度 | 1200×2400dpi | 600×1200dpi |
指定解像度 | 25〜9600dpi | |
最大原稿サイズ | A4/レター(216×297ミリ) | |
入力階調(カラー/グレー) | 48ビット/16ビット | |
出力階調(カラー/グレー) | 24ビット/8ビット | |
インタフェース | USB | |
電源 | USBバスから供給 | |
対応OS | Windows 2000/Me/98,Mac OS 8.6以降 | |
本体サイズ | 256(幅)×383(奥行き)×34(高さ)ミリ | |
重量 | 1.5kg | |
本体色 | スタイリッシュプラチナ | スタイリッシュシルバー |
価格 | 1万9800円 | 1万4800円 |
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