| News | 2001年10月5日 11:53 PM 更新 |
FOMAの使い心地（PCカードタイプ編）
カード端末には，外部アンテナも付属し，電波の弱いところでは，それを使うこともできるが，それを使わなくてもそれなりの結果が得られている。予想通りといったところだろうか。
やはり気になるパケット料金
快適な速度でのデータ通信はかなえられたが，やっぱり料金が問題だ。ぼくの通常の感覚で，だいたい，5分ほど，普通にWebブラウズすると，やりとりされるデータは約1Mバイトになる。パケット料金がもっとも安くなるパケット80でも，1パケット，つまり，128バイトあたりの料金は0.02円だ。
約1Mバイトを8000パケットとして計算すると，156.25円になる。スピードテストも気が引けるというのがわかってもらえるだろう。5分でこの金額がかかってしまうのだ。でも，パケットが送受信されなければ，どんなに長時間つないでいても料金はかからない。橋本から東京までの1時間弱を気軽に試せたというのは，こういうことだ。
通信販売で何かを買ったら送料の方が高いというイメージなんだろう。ドコモでもそれは分かっているらしい。1曲200円の楽曲が2Mバイトあったとすると，それをダウンロードするために，300円必要になるということだ。そんなユーザーはめったにいないと思う。
とにもかくにも3G携帯の本サービスが始まった。これから何が起こり，何が問題になるのか興味は尽きない。しばらくの間，付き合ってみようかと思う。
[山田祥平， ITmedia]
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