News | 2001年10月12日 03:00 PM 更新 |
ソニーは10月12日,Windows XPを搭載したバイオノートの秋冬モデル3機種6製品を発表した。軽量コンパクトボディに通信機能を充実させた「SR」,映像を楽しむための機能が盛り込まれた「C1」,“音”にこだわった「QR」と,個性豊かなラインアップになっている。Windows XPの国内発売日と同じ11月17日から発売する。
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軽量コンパクトボディに通信機能を充実させたバイオノートSR |
新しいSRは,その軽量コンパクトボディにより磨きをかけている。重さは1.25キロ(PCG-SRX7は1.26キロ)で,前モデルに比べて140グラムも軽くなった。また,液晶は10.4型でXGAの解像度というフォームファクタを維持しながら,奥行きを15ミリ減らしている。
一方,横幅は256ミリと前モデルと変わらないため,キーピッチはしっかり確保されている。バックボタン付きセンタージョグやインテリジェント・タッチパッドなどと組み合わせて,モバイル環境でも快適な操作が可能だ。
特筆すべき点は,通信機能の充実ぶりだろう。2.4GHz帯の無線LANとBluetooth(Ver.1.1)という2つのワイヤレス通信機能をコンパクトボディに搭載し,さらに10/100BASE-TXや56Kbpsモデムの端子も本体に装備した。
ユニークなのは,チップまわりで低電圧版モバイルPentium III-M/800A MHzとIntel 815EMチップセットを組み合わせたことだ(最上位モデル)。これはIntelとの協業で実現した同社オリジナルのもので,「ハイパフォーマンスと長時間駆動の双方で高い能力を提供できる」(同社)。この省電力性能の高さから,バッテリーパックLLL使用時の駆動時間は最長12.5時間だ。
バイオノートSRの主な仕様は以下の通り。
モデル | PCG-SRX7 | PCG-SRX3/BD | PCG-SRX3 |
CPU | 低電圧版モバイルPentium III-M/800A MHz | 低電圧版モバイルCeleron/650MHz | |
チップセット | Intel 815EM | ||
システムバスクロック | 100MHz | ||
HDD | 約30Gバイト | 約20Gバイト | |
メモリ | 128Mバイト(最大256Mバイト) | ||
グラフィック | Intel 815EMチップセット内蔵 | ||
ドライブ | 別売り | DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ(PCGA-CRWD1) | 別売り |
ディスプレイ | 10.4型TFT液晶XGA対応(1024×768ピクセル) | ||
インタフェース | USB×1,IEEE 1394×1,MGメモリースティックスロット×1,PCカードスロット Type II×1 | ||
通信機能 | 無線LAN,Bluetooth(Ver.1.1,PCG-SRX7のみ),56Kbpsモデム,10/100BASE-TX | ||
駆動時間 | 約4〜6時間(バッテリーパックL),約8.5〜12.5時間(同LLL) | 約3.5〜6時間(同L),約8〜12時間(同LLL) | |
本体サイズ | 259(幅)×32(高さ)×194(奥行き)ミリ | ||
重量 | 約1.26キロ | 約1.25キロ | |
OS | Windows XP Home Edition | ||
価格 | オープンプライス(実売約22万円) | 同(実売約20万円) | 同(実売約15万円) |
発売日 | 11月17日 |
バイオノートC1のニューモデルは,C1のコンセプトである「Visual Communication」をさらに追求,そのための機能を数多く盛り込んでいる。