News 2001年11月5日 10:35 PM 更新

Weekly Top10(2001年10月28日〜11月3日)

「使い切りデジカメ」に望むモノ

【国内記事】 2001年11月5日 10:35 PM 更新

Weekly Top10 2001年10月28日〜11月3日
1位 1枚15秒の高速プリント。画質は……!?――使い切りデジカメ(プリント編)
2位 速報:ファイル交換サービス,ついに日本でも
3位 Windows XP,修正プログラムは既に20Mバイト
4位 AIBOがハッキングされる
5位 Windows XPの後継「Longhorn」,概要が明らかに (035015 hits)
6位 米速報:無名プログラマーの特許が.NETを揺るがす?
7位 速報:日本初のファイル交換サービス,11月1日にソフトをリリース
8位 ブラウザ戦争再燃の兆し――Yahoo!新サービスの波紋
9位 iPodは価格がネック? 関心は高いけれど……
10位 米速報:インターネットの過去を保管,Webアーカイブが公開される

Weekly Top10 「購入編」「性能比較編」に続き,最終回の「プリント編」も高い注目を集めた「使い切りデジカメ」シリーズ。ただ,この使い切りデジカメ,このまま製品化されても,個人的にはあまり欲しいとは思わない。

 使い切りカメラ市場には,「写ルンです」のような製品がいくつも存在し,しのぎを削っているわけだが,敢えて使い切りデジカメを選ぶ理由とは何か? プリント代まで含めた料金が同等なら,決め手になるのは画質だろうか? ただ,それも,現状ではお話にならない。

 「撮ってもEG」には,「プリント時間が写ルンですの5分の1」や「プリントする前に焼き増しをお願いできる」というデジタルならではの機能もある。しかしながら,画質と天秤にかけた場合,リスクを侵してまで「撮ってもEG」手にしようとする消費者は少ないだろう。

 使い切りデジカメが,全くダメだと言いたいわけではない。使い切りデジカメと使い切りカメラは,全く別の,全く異なるコンセプトに基づく製品だと消費者に訴える必要がある。現在,デジタルカメラがこれだけ人気なのは,銀塩カメラよりも性能が優れているからではなく,デジタルならではの遊びや機能が消費者に浸透したからだということを考えれば,当然のことだ。

 実際に,撮ってもEGと手にしてみた人は,何か物足りなさを感じたのではないだろうか。「せめて撮り直しぐらいはさせてくれ」と。単純なことだが,プリント時だけではなく,撮影時もデジタルであることのメリットを感じさせてくれれば,撮ってもEGはブレイクする可能性を秘めている。コスト的な問題があるかもしれないが,製品化の際には,ぜひ考慮してもらいたいものだ。

何? 編集部に心霊写真が!?

 ところで,「プリント編」の記事には読者から,次のようなメールが届いた。題名には,「これってなんでしょうか?」とある。画像付きだ。

 その画像を見て編集部一同,ビックリ。なんと,撮ってもEGで撮影した編集部の風景に心霊写真が写っているというではないか! しかも念入りに,白線で該当部分を示してある。

 確かに,K記者のポーズが“いかにも”な雰囲気をかもしだしているのだが,ご安心を。もちろん,心霊写真などではありません。実はコレ,浜崎あゆみさんなのです……。

 裏事情をばらすと,編集部のN記者が熱烈なあゆファンで,自分で撮影した画像をプリントアウトし,勝手に人のディスプレイに張り付けていただけなのです。さらに,写真がモノクロだったので,怪しさは倍増。

これでした

 この件でN記者を問いただすと,「おれは悪くない。背景が潰れたから心霊写真に見えたんだ」と撮ってもEGに責任を転嫁。言い逃れにも聞こえるのだが,確かに,その通りかも。

200万画素のデジカメで同じ構図で撮ってみると……

[中村琢磨, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.