News 2002年1月21日 04:47 PM 更新

「Encarta 2002」,2月22日発売 ──3Dバーチャルツアー機能などを追加

マイクロソフトは,百科事典ソフトの最新版となる「Microsoft Encarta 総合大百科 2002」日本語版を発表。マルチメディア機能の拡充を図ったほか,インターネット連携機能が強化された。

 マイクロソフトは1月21日,百科事典ソフト「Microsoft Encarta 総合大百科 2002」日本語版を2月22日に発売すると発表した。オープン価格で,推定小売価格はCD-ROM版,DVD-ROM版とも2万8800円。

 Microsoft Encarta 総合大百科 2002は,新機能として歴史的な建造物を考証の上3Dグラフィックで再現した「3Dバーチャルツアー」を追加。織田信長の居城・安土城や古代ローマのコロッセウム,アケメネス朝ペルシアの首都・ペルセポリスなど7カ所が収録される。


アレクサンドロスに破壊されたペルセポリスの壮麗な宮殿を見たい放題。「クセルクセスの門」やライオン狩りの有名なレリーフなど,有名な“見どころ”の解説も充実

 また,世界約100カ国・地域のラジオ放送をネットで視聴できる「オンラインメディア」機能を搭載したほか,インターネットアップデート機能を大幅強化。従来は,アップデート情報は別ウインドウに表示されるなどある意味“つぎはぎ的”な機能だった,2002年版では,百科事典の本文や表データを直接アップデートする「エンカルタ アップデート」が追加された。なお,エンカルタ アップデートをダウンロードするには,クラブエンカルタへの登録が必須(利用料は無料)。また,HDDには1カ月分につき約2Mバイトの空き容量が必要だ。

 このほか,Microsoft Encarta 総合大百科 2002では,2002年4月より全国の小・中学校で正式にスタートする「新学習指導要領」への取り組みも継続。「“自分の興味を発見するツール”を目指して開発されたEncartaは,生徒が自分で調べ考えてレポートを作成するのに役立つ」(Parsonal.NET開発統括部シニアマネージャーの石坂芳実氏)とアピールする。

 なお,マイクロソフトでは,「Microsoft Encarta 教育用ソフトウェアライブラリセンター寄贈プログラム」として,2002年1月21日〜3月29日の期間に申し込みを完了した教職員対象の教育用ライブラリセンター(全国の教育センターや教育委員会などに設置)に対し,Microsoft Encarta 総合大百科 2002を無償で寄贈する(同施設内のPC1台のみで利用可能)

 製品ラインアップは以下の通り。なお,「Microsoft Encarta 百科事典 2002」は,総合大百科から「ダイナミック地球儀」や「Bookshelf 3.0」を省いたもの。マイクロソフトでは,「体験版CD-ROM提供プログラム」を実施し,2002年1月21日〜5月31日の期間に申し込みを行った先着2万人に無償でMicrosoft Encarta 百科事典 2002の体験版を提供する。

製品名 推定小売価格
Microsoft Encarta 総合大百科 2002 2万8800円
Microsoft Encarta 総合大百科 2002 DVD-ROM 2万8800円
Microsoft Encarta 総合大百科 2002 アカデミック パック 1万7800円
Microsoft Encarta 総合大百科 2002 アカデミック パック DVD-ROM 1万7800円
Microsoft Encarta 百科事典 2002 1万5800円

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[中村琢磨, ITmedia]

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