News 2002年4月8日 08:59 PM 更新

Weekly Top10(2002年3月31日〜4月6日)Running AIBOで気になったこと

Weekly Top10
1位 ACCSのWebサイトが10時間ダウン――「DoS攻撃なら法的措置も」
2位 [WSJ] MS-Unisysの“反UNIX”キャンペーンサイトはUNIXベース
3位 ソニー,走る「Running AIBO」を開発中
4位 任天堂幹部「PS2次第でGAMECUBEも値下げ」
5位 速報:ACCS,サーバ攻撃者を告訴へ “心当たりがあれば弁明を”
6位 MS/Unisysの反UNIXキャンペーンサイト,突如アクセス不能に
7位 Mozilla,ついに初の正式版リリースへ
8位 [WSJ] 値下げへの布石か? PS2とXbox,台湾業者に製造委託へ
9位 AnchorDesk:新Pentium 4は何を達成したか
10位 米速報:EverQuestは息子を自殺に追い込んだ――母親がSony Online Entertainment提訴を検討

Weekly Top10 先週,注目を集めたニュースはコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)のWebサーバダウン事件関連。それにMicrosoftとUnisysの“反UNIXキャンペーン”関連記事だった。

 この反UNIXを謳ったキャンペーンだが,実はWebサイトがUNIXベースで運営されていたり,突如アクセス不能になったり,終いにはパロディサイトまで登場したりと,ちょっとした騒ぎになってしまっている。まあ,Microsoftにしてみれば,こんなのいつものことだろうが,巻き添えを食らった(?)Unisysはちょっとカワイソウかも。

 ところで,先週金曜日に掲載された「っぽいかもしれない:走るAIBOには歴史がある」の記事に補足したいことがある。この中で紹介された走るAIBOの映像についてだ。

 おそらく,この映像を見た人の多くが“恐い”と感じたはず。何しろ,金属の固まりがかなりの勢いでダッシュして来るのだから。小さな子どもがぶつかれば怪我することは避けられないのではと思えるスピードだ。これを見ると,AIBOが走っている姿には感動を覚えつつも,一方で,「商品化はかなり難しいだろうな」などと現実的になってしまう。

 何しろ,ソニーデジタルクリーチャーズラボが現在開発中の2足歩行ロボット「SDR-4X」の最重要課題の1つが“安全性”だというぐらいだ。当然,走るロボットとなれば,歩行ロボットとは比較できないほど,安全性にかけなければならない労力は大きくなるはず。その道のりの険しさは容易に想像がつく。

 もっとも,商品化については現時点で全く触れられていないので,実際にはどうなるかは分からない。ただ,ソニーデジタルクリーチャーズラボの山本隆司氏が「今のAIBOは不自然,あんな歩き方をする犬はいない」と話しているだけに,AIBOの開発が,本物の犬のように歩ける(もしくは走れる)ようにしようという方向に進んでいるのは間違いないだろう。

 それと,あの日以来,気になっていたのだが,Running AIBOは歩けるのだろうか?

[中村琢磨,ITmedia]

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