News:ニュース速報 2002年4月9日 11:35 AM 更新

増えるコンピュータ犯罪,依然多い企業秘密の盗難

 連邦捜査局(FBI)とComputer Security Institute(CSI)が米国の企業/政府機関などを対象に実施した第7回「コンピュータ犯罪/セキュリティ調査」の結果が7日に公表された。これによると,回答者の9割が「過去1年間にコンピュータセキュリティ侵害事故を経験した」とし,また8割が,これらの事故によって「財政面での損失を被った」と認めている。回答者の45%(233回答)が損失を具体的な金額で言い表しており,その額を合計すると4億5584万ドルとなっている。また財政面で最も深刻だった被害として挙げられているのは,昨年と同様「機密情報の盗難事故」(41回答・被害額1億7082万ドル)で,2番目が「金融詐欺の被害」(40回答・被害額1億1573万ドル)となっている。「侵入事故を警察に通報した」という回答は全体の34%で,1996年の16%から大きく拡大した。この調査は米国の企業,政府機関,金融/医療機関,大学の503人のコンピュータセキュリティ担当者から得た回答に基づいている。→詳細記事

[ITmedia]