News 2002年4月19日 01:01 PM 更新

EIZO,色再現性を重視した18.1型TFT液晶ディスプレイを発売

「EIZO」ブランドのナナオは,18.1型TFT液晶ディスプレイ「EIZO FlexScan L685EX」を4月25日に発売する。ガンマ補正機能や色空間変換機能などを備え,色再現性を重視したのが特徴。

 「EIZO」ブランドのナナオは,18.1型TFT液晶ディスプレイ「EIZO FlexScan L685EX」を4月25日に発売する。独自開発のASICを搭載,ガンマ補正機能や色空間変換機能などを備えており,色再現性を重視したのが特徴。オープン価格で,実売予想価格は23万円前後。


 1280×1024ピクセル/1677万色表示に対応。視野角は水平/垂直ともに170度,輝度は最大250カンデラ/平方メートル,コントラスト比は400:1,応答速度は40ミリ秒となっている。入力端子はアナログ兼用のDVI-Iを2系統装備したほか,USBハブ機能も備えている。

 新製品は,ガンマ補正機能を装備。PCから出力された8ビット(256階調)データをディスプレイ内で10ビット(1021階調)に変換,再度8ビットのガンマ値に割り当て直すことで,階調のずれを補正する。これによって,「滑らかな階調表現が実現した」(同社)という。ガンマ値は目的別に変更することが可能なため,中間階調の調整/コントロールを自由に行える。

 また,色空間変換機能を備えており,ほかのディスプレイや色空間の“色再現特性”を真似る(エミュレートする)ことも可能だ。このため,ディスプレイを2台並べて同じ色を再現したり,個別の色空間を擬似的に再現したりできるという。

 同製品は「FineContrast」機能を装備しており,輝度/ガンマ/色温度など画質構成要素をテキスト/グラフィック/テレビ表示など用途にあわせて最適な値に変更できる。「Auto FineContrast」機能により,同機能をマウスやキーボードから自動的に切り替えることも可能だ。ほかにもRGBとYCMの色相や彩度を調整できる「6色独立調整機能」を備えたほか,色再現性の国際規格「sRGB」もサポートした。

 きょう体には,独自の「SlimEdgeテクノロジー・デザイン」を採用。パネル取り付けにフィット・イン方式,フロントコントロールパネル部に薄型メンブレンスイッチを採用した。コンパクト化した電源ユニットを背面部へ収納してACアダプタを不要にしたほか,ベゼル幅は19ミリと狭く,タイリング・ディスプレイとして複数台を並べて利用することもできる。またディスプレイを90度回転させて利用できる「PIVOT Software」も標準で装備した。

 サイズは399(幅)×203(奥行き)×404〜504(高さ)ミリ,重さは8.0キログラム。カラーは「セレーングレイ」「ブラック」の2色。

関連リンク
▼ EIZO

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.