News:ニュース速報 2002年4月24日 10:05 AM 更新

IBM,ストレージソフトのロードマップ披露

 IBMは23日,同社のストレージソフト技術の今後のロードマップを発表した。オープンな標準とLinuxベースの技術により,インテリジェントなストレージネットワークを実現するとしている。IBMのストレージシステム部門は,「Linuxベースのビジュアリゼーションソフト」「Storage Tank」および「標準ベースの管理インタフェース」に注力する方針。うちStorage Tankは,ストレージネットワーク上のファイルへのアクセス,ファイル保存/共有/管理のための業界初のファイルシステムだとIBMは説明している。ビジュアリゼーションエンジンは,Linux搭載のIBM eServer xSeriesクラスタ上に実装され,ストレージネットワーク内のディスク容量を,1カ所から効果的に管理できるように設計される。だがこれはネットワーク上のブロックレベルでの情報管理のためのものであり,ファイルレベルでの統一的な情報管理手法はStorage Tankが提供する。Storage TankのメタデータサーバもIBM eServer xSeriesクラスタ上に実装されるが,IBMでは,Storage TankアプリケーションサーバでAIX,Solaris,HP/UX,Linux,Windows 2000/XPの各OSをサポートしていく方針。今回示したロードマップについてIBMは,ストレージネットワークの可能性を広げ,顧客により良い情報管理とITコストの削減をもたらすことが狙いだとしている。

[ITmedia]