News | 2002年4月24日 08:10 PM 更新 |
「Yahoo! オークション」や「エキサイトフレンズ」など,大手ポータルが人気コンテンツの有料化を進める中,ライコスジャパンも4月末より一部サービスを有料化すると発表した。独自のプリペイド方式の課金システム「Lycosポイント」を開発。株価情報配信サービス,コミック配信サービス,ならびにホームページ容量拡張を有料化する。
Lycosポイントは,クレジットカード,コンビニ決済,銀行振込,Web Moneyで購入可能な小額決済用のプリペイドマネー。有料サービスを利用するには,Lycosポイントの購入が必須になる。
イーバンク銀行など,サードパーティの課金システムを使うのではなく,独自の課金システムを構築した理由について,ライコス執行役員の福永哲弥氏は,「Lycosポイントをマーケティングツールとして使う。例えば,Lycosポイント加盟店で会員登録や資料請求をするとLycosポイントが付与されるようにする」と説明する。
また,福永氏によれば,Lycosポイントのシステムを外部のサービス事業者にASPサービスとして提供することも計画しているという。
Lycosポイントが利用可能なコンテンツは,当初,リアルタイム株価情報サービスの「Lycos マネーモーション」,オンラインマンガコンテンツの「Lycosコミック」,ならびに無料ホームページサービス「Tripod Japan」の3種類。
Lycosマネーモーションは,CSKの金融マーケット情報配信サービス「Market Viewer」との協力によりサービスを提供する。Market Viewerでは,リアルタイムの株価が自動更新されるのが特徴。利用には登録(無料)が必要。料金は,900円相当のLycosポイント。サービスは5月1日より開始するが,5月末までは無料で体験することができる。
Lycosコミックは,「マンガ喫茶感覚のレンタルサービス」(ライコス)。1冊につき100円相当のLycosポイントを支払えば,48時間はコミック作品に自由にアクセスすることができる。セラーテムテクノロジーが開発したActiveXベースの独自ビューワを採用し,「Internet Explorer5.0」以降でマンガを閲覧することが可能だ。
サービスは4月30日よりスタート。第1弾として石ノ森章太郎氏の「サイボーグ009」(全28巻)を用意した。
またTripod Japanでは,ホームページの容量を標準の12Mバイトから50Mバイトに拡張できる「Tripod Plus」をスタートする。
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