News:ニュース速報 2002年5月13日 01:42 PM 更新

日本IBMと三鷹市、ブロードバンドで「開かれた学校」

日本IBMと東京・三鷹市が、小学校と家庭をブロードバンドで結ぶ「地域連携教育プロジェクト」に乗り出す。学校行事の模様を動画配信するなど、ITを活用して“開かれた学校”を目指す

 日本アイ・ビー・エム(IBM)と三鷹市は5月13日、同市立の全小学校15校において「三鷹市・学校・地域連携教育プロジェクト」を展開すると発表した。CATVインターネットやADSLといったブロードバンドネットワークを活用し、学校と家庭を結ぶイントラネットを構築。学校行事や授業の風景などを動画で配信するほか、保護者・地域支援者と学校がコミュニケーションできる掲示板を設置し、「開かれた学校」「地域に根付いた教育」を目指す。

 プロジェクトの期間は、今年4月から2年間。日本IBMが社会貢献プログラムの一環として行うもので、教師のITトレーニング実施や、遠隔学習用ソフト「ロータス ラーニングベース」の提供など75万ドル相当の支援を行う。日本IBMの北城恪太郎会長によれば、「全世界で教育支援プログラムを実施しているが、ブロードバンドを利用したものは今回が初めて」という。

 三鷹市は、1980年代に「情報都市モデル地域」に選定され、1997年には教育センターと市立の全小・中学校をイントラネットで接続し、各学校のホームページを作成するなどの取り組みを行ってきた。また、昨年からは一部の市立小学校において今回のプロジェクトの実証実験を展開していた。

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